ダイニチの加湿器を分解清掃してみた

2014年の初めから約10年にわたって冬の乾燥からリビングを守ってくれたダイニチの加湿器「HD-9013」。

普段は水タンク、トレイ、加湿フィルター、空気取り入れ口等の手の届く範囲を綺麗にして次のシーズンまでおやすみさせていたのですが、子供のイタズラで加湿された空気が出てくる排気口にゴミが落ちていることから、分解清掃してみることに。

まずはハンドル下の部分も含め、外から見えるネジを外していきます。加湿器は前面と後面の大きく2つのカバーと、電源やファンなどが組み合わさった中心のパーツの3点から成り立っているのですが、見えるネジを外すと水タンクを入れる場所にあるプラスチックのツメ2箇所のみ外せば前後が分離できます。

慎重に爪を外したつもりでしたが、残念ながら下側のツメを折ってしまいました。まあ多数のネジで前後のケースを留めているので問題ないと思うことにします(ツメのある水タンク周辺にはネジが少ないのですが、それでも下側にはネジがあるので、慎重にすべきは上側のネジだと思います)。

分解して分かったのですが、加湿器背面にある空気取り込み口から入った空気は、すぐに下側に送り込まれて空気を加温するヒーター部分を通過。その後加湿フィルターを通って、シロッコファンによって本体上部の排気口から排出されるという経路でした。

この背面カバーを外しただけでは、今回掃除したい排気口周辺にはアクセスできません。肝心の中心ユニットを外すのですが、排気口周辺を掃除したいあまり操作パネルを抜き取るようにして外してしまい、その勢いで操作盤に繋がっていたリボンケーブルも外れてちょっと焦ります。

正しくは、上の写真の赤い四角枠に付いている2つのネジを外し、先に2本のリボンケーブルを外す。さらにその奥にあるネジを含めてユニット周辺のネジを外すと中心ユニットが外れる。でした。

そうやって外れたのがこちら。最初は排気口から見える、子供が落としたと思われる汚れを落とそうと思っていたのですが、空気の流路のいたるところに埃が堆積しています。さらに驚いたのがシロッコファン。

写真を掲載するのを迷うぐらいに汚れが溜まっていて、せっかく分解したのにこれを掃除しないで組み立てるわけにはいきません。

 本当はファンを外して掃除したかったのですが、中心の逆ネジを外してもファンが取り外せなかったので、ケースについたまま歯ブラシと水で汚れを落とします。

当然、他の場所の汚れも全て落とした結果がこちら。

  

ファンの根元の汚れは多少残していますが、すっかり白さを戻したパーツたち。

あとはバラしたのと逆の手順で組み立てていくだけなのですが、ケースの合わせ目にケーブルを挟んでしまうと断線の元になるので注意。

また、分解時にやってしまったリボンケーブルの不適切な取り外しですが、仮組みしてみるときちんと動作したので一安心。

こうして組み上がったのがこちら。

 

排気口から覗く内部もすっかり綺麗になって、これでまた次の乾燥シーズンから活躍してくれそうです。

もう10年も経っていたのが驚きですが、まだまだ活躍してくれそうですね。

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