さて、日本時間で6日の2時から始まったAppleの開発者会議における基調講演。開発者ではないユーザーにとっては、新製品が発表されるこの基調講演が何よりの楽しみなわけですが、2023年は順当にiOS、iPadOS、watchOS、macOSの最新版の機能が紹介されたり、15インチMacBook AirやMac studio、さらにはついにAppleシリコンを搭載したMac Proが登場したりと盛りだくさんな内容で進んで行きました。
Mac Proの日本での価格が104.8万円からというのにも驚かされましたが、対象がプロ向けなので関係ない話。
色々な新機能が取り上げられているうちに時間は3時過ぎ。最近はオンラインのみの実施と言うこともあって、きっかり1時間半とかで終わることが多かったことから、今回は噂されていたVRデバイスはやっぱり発表取りやめになったか。なんて眠い目を擦りながら思っていたら、久しぶりにOne More Thingのテロップが登場!
そして、ついにApple初となるARデバイス「Vision Pro」が発表されました。
事前の噂では作り込みが甘くてCEOが半無理やり発表するとかしないとか様々な憶測が流れていましたが、発表を見る限りかなり作り込まれていて欲しくなってきます。
何より、視界を遮るVRではなく、視界の中に仮想現実を組み合わせるARということ、さらに必要に応じてコンテンツ(映画とかゲームとか)以外の実際の風景を暗くしたり、操作は視線入力や手元の指の動きで操作できたり、ビデオ会議の時は機械学習でヘッドセットを着けていない状態の自身の顔をシミュレートするなど機能も盛りだくさん。
さらに、内蔵カメラで目の前の光景を3Dで録画でき、それをデバイスで再生することでいつでも過去の目の前の景色を再現できるなんて機能もあって、日々成長していく子供の貴重な記録にぴったり。
詳しい機能はAppleの動画やこちらのサイトで紹介されているので見ていただきたいのですが、通勤のお供に欲しくなってきてしまいます。
いいな欲しいなと思っていたところで寝落ち。Vision Proが15万円から販売!という夢を見てしまいましたが、改めて起きてから値段を見たら3,499ドル(約49万円)という値段で目が冴えてしまいます(笑)
しかも、販売開始予定時期はアメリカで2024年の初め。その他地域では2024年末までに販売開始予定とのこと。
Apple製品では大昔に30万円オーバーのMacを買ったことがあるものの、ここ最近は比較的手頃な価格になっていたため、50万円近い価格は手が届きません。
2024年末まであと1年半。さらにそこから2年ほどの個人銀行ローンと考えると42ヶ月。個人銀行ローンなら金利はかからない(笑)ので、月1.2万円の負担と考えれば多少はハードルが下がりそうです。
気になるのは搭載するチップがM2と言う事で、来年初頭であればまだしも、2025年が近づくころにはM5チップとかが登場していそうで相対的に見劣りしそうなところが気になります。
ARデバイスなので消費電力や発熱が大きいチップは使えないとはいえ、製造プロセスの進化で将来的にはM2よりも高速なチップが搭載出来るようになるのは間違いないはず。となると、しばらくは貯金に励みつつ、どうしてもヘッドセットが欲しいのであれば7.5万円でこの秋登場するMeta Quest 3で我慢するのが良さそうですね。
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