Kickstarterで出ているチタン製キャリーケースがかなり気になる!

Kickstarterで気になるチタン製キャリーケースを見つけました。「AERIONN Forma Titanium Carry-On」という、聞き慣れないブランドの製品です。

チタン製キャリーケースという選択肢

キャリーケースといえば、アルミ製のリモワか、軽量樹脂のプロテカか、最近出てきたハードとソフトのハイブリッド構造のピークデザインか。という三択だと思っていました。

ところが、Kickstarterで「オールチタン」という素材を全面に打ち出したキャリーケースを見かけて、結構気になってしまったのでご紹介。

チタン製のキャリーケースというと、イタリアのテクノモンスターがありましたが、最近はドライカーボン製ばかりですし、100万円も普通と高すぎますね。他には、日本からもMakuakeで登場していたのですが、サイズがジェットスターの機内持ち込み基準(高さ56cm×幅36cm×奥行23cm)に収まらない55cm×40cm×20cmという微妙なラインでした。

AERIONNというブランド

今回のAERIONNは、ミラノでデザインされた新興ブランドとのこと。Kickstarterでのプロジェクトが代表作で、リモワやTUMIのような長い実績は当然ありません。

使用されているのは「Certified Grade 1 Titanium」、いわゆる航空機グレードのチタンだそうです。硬いけど割れにくく、少ししなる金属というのがチタンの特徴で、落下や圧力に対して高い耐久性があるみたいですね。

仕上げはマットブラッシュ仕上げで、落ち着いた質感になっています。

スペックを見てみる

機内持ち込み向けのキャリーケースということで、サイズを中心に詳しくスペックを見てみましょう。

  • 外寸:55 × 36 × 23 cm
  • 容量:38L
  • 重量:4.0kg
  • ラッチクローズ+TSAロック
  • デュアルスピナー(360°回転ホイール)
  • レザーハンドル

ジェットスターの機内持ち込みサイズ上限(高さ56cm×幅36cm×奥行23cm、合計115cm以内、重量7kg以内)に上限ギリギリで収まっています。この上限一杯というのはなかなか少ないので、これは個人的に高ポイントです。

▲ 開閉はラッチ式で、もちろんTSA対応

ちなみに、リモワのClassic Cabinは55×40×20cmで36L、重量4.3kg。容量はAERIONNの方が2L多くて、重量は0.3kg軽いという計算になります。数字だけ見ると、かなり優秀です。

内装は左右2室構成で、片側はコンプレッションストラップ、反対側はフルディバイダー+ポケットという標準的な構成。ハンドルはマルチステージのメタル製テレスコピックハンドルに、レザー巻きのトップハンドルとサイドハンドルが付いています。

リモワクラシックと一緒に使っても良さそう

見た目がリモワのクラシックに似ているので、自分が持っているクラシック チェックインMと組み合わせるのも良さそうだなと思いました。機内持ち込み用がAERIONN、預け荷物用がリモワという使い分けです。

▲ 今回ご紹介しているAERIONNキャリーケース

▲ こちらはリモワのクラシックキャビン。比べてみるとチタンのマットな輝きと、アルミの輝きで結構違う質感ですね。

マットブラッシュ仕上げのチタンと、アルミのリモワ。素材は違いますが、どちらもメタル系なので、並べたときの統一感はありそうですね。マットチタンの鈍い輝きとアルミニウムの鮮やかな輝きで、写真を比べると結構違うので、一緒に使うならやはり同じブランドで揃えた方が映えますね。

現実的な不安要素

ところが、気になるのは保証体制です。調べた限り、日本国内の公式代理店や修理網については確認できませんでした。

新興ブランドで、Kickstarterプロジェクトということは、修理は基本的に海外発送前提になる可能性が高いです。リモワやプロテカのように、国内の店舗に持ち込んでスムーズに修理、というわけにはいかなそうですね。

▲ 壊れやすい場所のホイール。写真を見る限りはしっかりした車輪ぽいですね。

さらに、Kickstarter特有のリスクとして、出荷時期の遅延や仕様変更もゼロではありません。これは新しいガジェットを買うときの”お約束”みたいなものですね。

他社の気になっているモデルと比べてみる

冷静に考えると、リモワ、TUMI、プロテカといった既存の有名ブランドには、それぞれ明確な強みがあります。

リモワは世界中での修理ネットワークと資産価値(リセール)。TUMIは角部補強やハンドル構造など、ヘビーユースを想定した設計。プロテカは軽さと、日本国内での手厚い修理体制。

これらと比べると、AERIONNは「安心の代わりにロマンを積んだ選択」という感じですね。比べると負けるんですが、自分にとっては比べたくなるような魅力的なプロダクト。

価格について

Kickstarterでの価格情報によると、正式発売後の定価が$1,799(約28万円※2026年2月のレート)に対し、Super Early Bird(いわゆる超早割価格)で$499(約7.9万円)と、果たして定価とは?と思えるぐらいの価格で募集されています。

リモワのClassic Cabinが定価で24.4万円、TUMIの19 Degree Aluminumが15万円前後と考えると、定価は新興ブランドとしてはかなり強気な値段ですが、チタン製ということを考慮するとありなのかもしれません。そして、現在募集されているKickstarterでの支援価格であれば、逆に不安になるぐらい安いという状況。

なお、日本への送料は無料とのことですが、関税がかかる可能性はあるので、その点は考慮が必要ですね。

まとめ

AERIONN Forma Titanium Carry-Onは、スペック的には魅力的です。チタン製で4.0kg、38L容量、ジェットスター機内持ち込みサイズに収まる。リモワクラシックと組み合わせても良さそう。

ではありますが、新興ブランドで保証体制が不透明、Kickstarterのリスクもある、という現実的な不安要素も大きいです。

これは「正解を選ぶ話」ではなく、「ロマンを選ぶかどうかの話」なんだと思います。新しい素材にワクワクする、人と被らない道具が好き、リスクも含めて楽しめる、という人には向いているかもしれません。

自分としては、持っているのと同じリモワ製の機内持ち込みサイズでジェットスター上限に近いモデルはないことから、引き続きずっと機内持ち込み用キャリーケースを探している状態なのでかなり気になっています。

日本からの補償適用は送料や手間を考えると非現実的とも思えますが、とはいえ機内持ち込みのキャリーケースで破損するなんてあまり考えられない(自分は壊したことがない)ので、チタン製の耐久性を考えれば気にしなくてもいいかな?と思います。

ネックなのは、素材以外に飛び道具と思える特徴に欠けるところ。まあ無難にまとまっているとも言えますが、次のあたりが気になりました。

  • ハンドルが無段階調整できない模様
  • キャスターストッパーが無い(金属製キャリーケースで備えているものはかなり少ないですが)
  • リモワコピーと思われそうな外観(そもそも他人のキャリーケースに関心持つ人は少ないのでしょうが)

▲ こちらが懸念のハンドル部分。無段階調整はやはり便利だったので段階式なのは少し残念。ただ、皮巻きハンドルは高品質で良いですね。

格安の支援プランは残りわずか。自分の結論を早く出さないといけなそうです。

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