ソニーから昨年発売開始されたホームシアターシステム「HT-A9」は、4つのスピーカーを前後左右かなり自由に設置するだけで、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」の効果で部屋是隊が音に包まれるような体験ができるということで、かなり注目していました。
ただ、値段が25万円となかなか高額であることと、全てのスピーカーが音信号の配線は不要なものの、電源ケーブルは必要というのがちょっと気に掛かっていました。
ソニー ホームシアターシステム HT-A9 Dolby Atmos DTS:X ハイレゾ 8KHDR HDMI付属 Bluetooth 対応
そんななか、バッテリー内蔵により電源に接続せずに自由度の高いレイアウトを可能にするリアスピーカー「SA-RS5」が発売に!
リアスピーカー「SA-RS5」
幅14.5cm、高さ25cm、奥行き13.4cmというそれほど邪魔にならないサイズの筐体に、前面にトゥイーターとウーファーを、両サイドにパッシブラジエーターを、そして上部には立体音響向けのイネーブルドスピーカーを搭載するほか、音場補正用のマイクも搭載されています。
そして、内蔵バッテリーはフル充電で最大10時間が再生できるほか、10分の充電でも最大90分の再生が可能な急速充電にも対応。
バッテリー駆動ではありますが、スピーカー出力は片側あたり90Wと結構大きめ。AC駆動のHT-A9のスピーカー出力が1ユニット当たり126Wと、さすがにAC駆動には負けますがこんな大音量で鳴らすこともないでしょうから、実用上問題ないと思われます。
価格はオープン価格ではあるものの、ソニーストアでは3年保証がついて74,800円(税込)というお値段。
安価とは言えませんが、サウンドバーとリアスピーカーが別売りとなっているので、まずはサウンドバーを購入して、その後必要に応じてこのリアスピーカーを導入するといったステップを踏むことも可能なんて素晴らしい! 普段見るテレビ用にサウンドバーから導入するのもアリなんじゃない?と思っていたら、現時点では落とし穴がありました…
(発売当初において)いまいちなところ
こんなメリットいっぱいだと感じられたSA-RS5の、現時点でのデメリットは組み合わせ可能なサウンドバーがHT-A7000に限られること。
HT-A7000は、ソニーが6機種ラインナップしているサウンドバーのフラッグシップモデルで、価格もソニーストアで176,000円(税込)というお値段は、SA-RS5と組み合わせると250,800円と、これなら最初からHT-A9を買った方がいいかも?と悩むレベルに。
さらに、重低音を楽しむためにサブウーファーをを求めると、52,800円のSA-SW3か93,500円のSA-SW5が必要に…
いいものは高いのは仕方ないのでしょうが、今回のSA-RS5に対応した低価格モデルのサウンドバー導入を期待したいところです。また、現在はAC電源が必要なHT-A9も、バッテリー駆動モデルが出たら嬉しいですね。
主な仕様
- 商品名:リアスピーカー SA-RS5
- カラー:ブラック
- スピーカー構造:ワイヤレスリアスピーカー
- 外形寸法幅x高さx奥行き):145mm×250mm×134mm
- 質量(約):2.4kg
- 壁掛け:可能
- スピーカー
- ウーファー:パッシブラジエーター(ユニットサイズは70mm×82mm)
- トゥイーター:ユニットサイズは14mmソフトドーム
- 上向きスピーカー:ユニットサイズは46mm×54mm
- 実力最大出力(非同期駆動/JEITA):Total 180W(L:Total 90W+R:Total 90W)
- 電池持続時間:10時間
- 充電時間:4時間
- 急速充電(10分)時再生時間:90分
- 付属品:ACアダプター
- 価格:オープンプライス(ソニーストア価格:74,800円(税込))
- 発売日:2022年5月21日
ソニー サウンドバー HT-A7000 7.1.2ch Dolby Atmos DTS:X ハイレゾ 8KHDR HDMI付属 Bluetooth 対応
ソニー ホームシアターシステム HT-A9 Dolby Atmos DTS:X ハイレゾ 8KHDR HDMI付属 Bluetooth 対応
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