2022年4月1日0時より首都高速道路の料金体系が変更され、普通車の上限料金が1,320円から1,950円と大幅値上げされます。
値上げとなるのは利用の起点から終点までの距離が35.7kmを超える場合が対象で、今までは次のようなモデルケースが提示されていましたが、ついに起点・終点による料金シミュレーションができるようになっていました。
新料金案内がオープン
こちらが4月1日以降の新料金案内画面。3月31日までの料金案内画面と作りは全く一緒ですが、新画面は4月1日以降のみ。旧画面は3月31日までのみ、それぞれの料金が検索可能となっています(なので新旧料金を検索するには二度手間となります…)。
ネクスコではなく首都高の検索画面なので、画面に表示されている以外の遠方を含めた検索はできません。
気になる新料金は?
千葉県湾岸地域に住むぷくお。東名高速や中央自動車道に出るためには一般道ではなく首都高を使わざるを得ないため、今回の新料金が気になって仕方ありませんでした(千葉県北西部は道路事情がかなり悪くて、一般道で千葉県を脱出し、さらに東名・中央自動車道にたどり着くのには相当な時間が必要となるのです)。
千葉県湾岸地域から首都高に乗るには、7号小松島線か、B号湾岸線の2パターンが考えられます。
今なら新旧料金が調べられるので、それぞれの路線から東名高速接続、中央自動車道接続を始め、使う機会の多い出入口を中心に新旧料金を探ってみました。
一番使う可能性が高い東名高速接続に関しては、小松島線経由では料金が変わらず、走行距離の長くなる湾岸線経由では首都高速となる千鳥町からだと10円増。手前の東関東自動車道から使うと首都高速の距離も長くなるため90円増となりました。
その他都内各地は基本的には同一料金でしたが、予想されていた通り横浜方面は空港中央(羽田空港)までは値上げがないものの、みなとみならいでは260円の値上げ。八景島シーパラダイスのある幸浦へは当然ながら最大料金となるため630円の値上げになりました。
あまり使うことはないでしょうが、鎌倉に行くときに使う朝比奈ICに向かう際、首都高速の並木経由と、横浜新道+横浜横須賀道路経由では、今まで並木経由のほうが550円も安かったので比較するまでもなかったのですが、新料金では190円差(東関東自動車道からだと同一料金)となり、渋滞等何らかの事情によっては横浜新道+横浜横須賀道路経由も選択肢に出てきそうです。
料金は一画面で新旧料金が表示できないため、調べるのはかなり面倒でしたが、思っていた以上にはぷくおへの影響は軽微で済んだように思いました。
将来的には更なる値上げが行われ、高速道路(の大都市近郊区間料金)と同等の料金体系になるという予想もありますが、もしそうなったら今回首都高に取り入れられた深夜料金の対象を高速道路と通しで計算してもらいたいと思うぷくおでした。
(例:東名高速+首都高+東関東自動車道を使って、遠方から帰ってきた場合、東名高速の東京ICを0時〜4時の間に通過しないと東名高速の深夜料金が適用されませんが、これを最後に高速道路・首都高速道路を降りるときの時間で計算してもらえたら嬉しい。)
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