Googleマップが東京を含む世界4都市で超詳細地図にアップデート

Googleマップが東京を含む世界4都市で超詳細地図にアップデートされました。

2019年秋に日本ではゼンリンの地図データが使われなくなったことで劣化が激しくなり、一方でアップルの地図が着実なアップデートを重ね、ぷくおはスマホでの標準地図をアップル製マップに変更していました。

そんな中、Googleマップが横断歩道まで書き込まれた超詳細地図に更新されていました。対象となるエリアは東京(中心部)、米ニューヨーク、米サンフランシスコ、英ロンドン(中心部)の4都市。東京はざっと見てみたところ東京23区と西東京市・武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市の模様。

もちろんスマホ版だけでなくPC版のGoogleマップもアップデートされています。

3社の地図を比較

いったいどれだけのものになったのか、Googleマップ、アップルマップ、Yahoo!マップを比較してみます。

比較する場所は渋谷駅南口のバス停付近と井の頭公園の2カ所をピックアップ。

渋谷駅

まずは渋谷駅のバス停。こちらは道が複雑に分岐・合流していて、線で表現するベクター地図になってから実態を大幅に簡略化して表現されていたため、特に分かりにくいと感じていたのでピックアップしてみました。

※クリックすると画像が開きます

左からグーグル、アップル、ヤフーとなっていますが、この中で見やすいと思えたのはグーグルでしょう。細かいところまで道の分岐と横断歩道が描かれているので実際の道路がイメージしやすいです。また、2020年7月に供用開始となった「渋谷フクラス接続デッキ」が唯一描かれているのも評価できます(ここには載せていませんが、こちらも大幅アップデートを先日行った「地図マピオン」ではデッキも描かれていました)。

via:JR東日本

via:JR東日本

次点はヤフーかと思いますが、バス停のアイコンが多いものの、どこから道路を渡れば分かりにくいのが残念。というか、今までの地図はこれが当たり前だったのですが。

井の頭公園周辺

続いての比較は井の頭公園。今回のGoogle マップのアップデートは緑地の精細化と歩道の幅が描かれるようになった。ということでピックアップ。

若干グーグルが拡大されていますが、こちらはもう少し縮尺を小さくすると遊歩道の表示が消えてしまうため。どの地図もかなり作り込まれていて、ぷくお的には一番見栄えがするのはアップル。

ですが、よくよく見ると池の下側の歩道が三者三様であることに気づきます。歩道の中に設けられた花壇のようなエリア、池のそばの遊歩道と、それよりも下にある細い歩道などまで描かれているのはヤフーでした。

via: google 池南側にある花壇のようなエリア。ここが描かれているのはヤフーのみ

さらに、赤丸で囲ったところにも違いが。こちらは吉祥寺駅から来るときにほとんどの人が通る入口ですが、ここは階段が設けられています。

via: google

足の不自由な方にとっては重要な階段ですが、残念ながらグーグルとアップルは記載なしにも関わらず、ヤフーでは階段が描かれています。

▲唯一階段の表記が見られるヤフー地図

逆に、ヤフーのみ一方通行の矢印が描かれていませんが、こちらは車向けのYahoo!カーナビではしっかりと描かれているのでノーカウントでしょう。

まとめ

こうして見てみると、グーグルとヤフーの2つを併用するのが良さそうにも思えますね。コロナ禍の今、グーグルでは人口10万人あたりの新規患者数(7日平均)、ヤフーでは混雑が分かる「混雑レーダー」を搭載しているのも便利ですし。

総合的にはアップルが一歩負けているような印象がありますが、カーナビとして使ってみると渋滞情報が実態に一番合っているように感じていて、常用しています。

というのも、グーグルでは信号待ちと思われる車の一時停止も渋滞として表示されているようで、その点アップルでは1回の信号待ちまでは渋滞としてカウントしていない模様。この辺りが使いやすいように感じています。

使う側としてはいろんなアプリを比べてみて、シーンに応じて適宜使い分けていく日々が続きそうですね。

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