今まさに、サグラダ・ファミリア(スペイン・バルセロナ)が世界中の注目を集めています。メインタワー(イエスの塔)完成し、アントニオ・ガウディの没後100年にあたる明日(6/10)には教皇レオ14世がサグラダ・ファミリアを訪問し、落成式とミサが執り行われる予定となっています。また、日本ではNHKが6月11日(夜10時)から生中継される予定となっています。
全体の完成(栄光のファサードや周辺インフラを含む)はまだ2034〜2035年頃の見込みですが、それでも大きな節目ですね。
私は2001年と2014年の2度、現地に行っています。2001年の時は内部に入ると「いかにも工事現場」という雰囲気でしたが、2度目の2014年は内部もかなり完成していて、荘厳な雰囲気をはっきりと覚えています。

▲ まだ内部から空が見えていた、2001年当時のサグラダ・ファミリア

▲ それから13年が経過した2014年当時のサグラダ・ファミリア。内部は完成していて、ステンドグラスの輝きが美しい
「完成したらまた来よう」と思って帰ってきたので、今回のニュースは正直、個人的に注目しているところでした。そんな折に目にしたのが、レゴの「サグラダ・ファミリア #21065」という、今回ご紹介する製品の発表ニュース。

レゴの「サグラダ・ファミリア」については、2026年11月1日に発売されます。Architectureシリーズの新作で、ピース数はレゴ歴代最多を更新するという、かなり異例のスケールです。
「LEGO Architecture サグラダ・ファミリア(21065)」は、スペイン・バルセロナにある世界的な大聖堂をモデルにした大人向けのセットです。対象年齢18歳以上で、完成サイズは高さ62cm×幅47cm×奥行39cm。かなり場所を取る大作です。
なぜ12,060ピースにもなるのか
12,060ピースという数字、単純に「多い」と言うだけでは伝わりにくいのですが、このセットには生誕のファサード・受難のファサード・栄光のファサードという3つの精巧なファサードが全部含まれていて、さらに18本の塔と、内部の「森のような柱」と呼ばれる枝分かれ構造の空間まで再現されています。ひとつの建物をモデルにしたとは思えない情報量で、ここまで詰め込めばそうなるか、と納得するしかないですね。

▲ 写真だといまいち伝わらないですが、内部はまるで森の中の木漏れ日
2014年に内部へ入ったとき、個人的に最も印象に残っているのが、ちょうどこの「森のような柱」と、そこから差し込むステンドグラスの光でした。柱が枝のように広がって天井を支えている構造に、青や赤の光が静かに落ちてくる——「まるで森の中にいるよう」という感覚は、あれを見て初めて理解できたものです。それをレゴで再現しようとしているというのが、このセットにおける最大の注目ポイント。

透明パーツを使ったステンドグラス効果も含めて、組み上げた状態で光の当たり具合を楽しめる仕様になっているようで、単なる「飾り物」ではなく光と一緒に見せるものとして設計されているのは本物さながらですね。
実際の建設工程を追いながら組む体験

このセットのもうひとつの面白い点が、組み立ての順番が実際のサグラダ・ファミリアの建設工程を反映していることです。地下礼拝堂・後陣から始まり、生誕のファサード、受難のファサード、内陣、そして最終的に栄光のファサードへと進む流れで組み上げていきます。
サグラダ・ファミリアは1882年に着工し、設計者のアントニ・ガウディが1926年に亡くなったあとも建設が続いてきた大聖堂ですが、140年以上かけた建設の流れをレゴで追体験するという視点はちょっとおもしろいですね。

デザイナーはRok Žgalin Kobe(ロク・ガリン・コービー/LEGO Architectureの公式デザイナー)で、「ガウディの構想に最大限の敬意を払い、大聖堂の建設のリズムと並外れた複雑さを、没入感のある組み立て体験に落とし込むことが目標だった」とコメントしています。展示スタンドとネームプレートも付属するようで、完成後はそのまま飾れる仕様になっているみたいです。複数人での協働組み立てにも対応した分割構成になっているようなので、週末に誰かと一緒に組み進めるという使い方もできそうです。
13万円と高さ62cmという現実

問題は価格と大きさです。¥129,980。レゴ® Insidersポイントが7,149ポイントつくとはいえ、差し引いても12万円オーバーというなかなかのお値段。
海外価格を見ると$799.99(USD)で、今の為替水準だとだいたい12万円前後に相当するため、日本価格は少し割高感があります。財源が厳しい身としては最近の円安が恨めしいところです。
もうひとつの悩みが完成サイズです。高さ62cmというのは、一般的なテーブルの高さ(70〜72cmくらい)より拳1個分ほど低いくらいで、奥行も39cmあります。我が家にも丁度良いスツールがあるので置けなくはないのですが、恒久的に飾るとなるとハードルが高すぎる、というのが正直なところ。

13万円を出して、完成後の置き場所が決まらずに途方に暮れる未来がわりとリアルに想像できてしまいます。毎週末が子供の相手につぶれる身としては、12,060ピースを組みきるのに140年とは言わないまでも長期戦となるのは間違いなし。さらに、完成したとて長期的に「この棚の一等地に置き続けるか」という問いに答えが出ていないので、買ってみたいけど悩ましいという状況です。
とはいえ、歴代最多ピース数のサグラダ・ファミリアが手に入るのは2026年11月1日からの話なので、発売日まではもう少し置き場所を検討しながら悩み続ける予定です。気になっている方は、ぜひ公式ページで一度確認してみてくださいね。
主なスペック
| 製品名 | LEGO Architecture サグラダ・ファミリア |
|---|---|
| 品番 | 21065 |
| ピース数 | 12,060ピース |
| 価格(日本) | ¥129,980(税込・記事執筆時点) |
| 完成サイズ | 高さ62cm × 幅47cm × 奥行39cm |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| シリーズ | LEGO Architecture |
| デザイナー | Rok Žgalin Kobe |
| 発売日 | 2026年11月1日 |
| ステータス | 予約受付中(記事執筆時点) |





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