ヨーロッパ車に乗っている皆さんあるあるだと思いますが、サイドウィンドウを取り囲むように取り付けられているメッキモールのしつこいサビを、道具を揃えて頑張って取り除いてみました。
お店に頼むと4万円程度〜かかる作業をDIYでどこまでできるか実験です。
ヨーロッパ車に多い窓のメッキモールの腐食とその原因
輸入車(ヨーロッパ車)にお乗りの方はよく分かると思いますが、窓枠周りでよく使われるメッキがしばらくするとくすんだようになり、そのうちカビたような見た目になってしまいます。
バンパーなどのメッキでは発生せず、なぜか窓枠に使用されるメッキだけがそうなってしまうのですが、原因は「アルカリ性の洗剤」や「黄砂による雨」によるアルカリ錆。
ヨーロッパでは酸性雨はあるものの、黄砂なんて飛んでこないでしょうからアルカリ錆なんて想定外なんでしょうね。
腐食除去のための道具
さて、原因が分かったところでサビを落とすための道具を揃えていきます。
まず必要なのがモールスーパー。金属メッキモールの腐食を除去することを目的とした専用の磨き剤となります。
モールスーパーは金属メッキモールの腐食やクモリを除去することを目的とした専用の磨き剤です。 1回目の液で腐食を落とし、 2回目の液で磨きの工程に入ると新車時のような輝きによみがえります。 欧州車の金属メッキモールの腐食、シミはもう落ちないとあきらめていた方に・・・・ 短時間で新品のような輝きによみがえるモールスーパーを是非おためしください。
最初はこれだけで磨き作業を行なっていたのですが、しっかりと錆を落とすためにはかなりの時間がかかり、時間もないし腕も疲れる。ということで電動に頼ることにしました。
本当は磨き跡が目立ちにくいダブルアクションポリッシャーが欲しかったのですが、高価だったので安いACドライバードリルと、磨くためのフェルトホイールを購入。
シンコー 新興製作所(SHINKO) ACドライバードリル ACD-280A ACD-280A 本体: 奥行24cm 本体: 高さ6.5cm 本体...
作業
こちらが研磨前のメッキモール。これから研磨を行うので窓ガラスやボディーに傷がつかないようマスキングテープで周囲を覆っておきます。そしてメッキモール表面にカビたように見える白っぽい点々全てが錆。錆なので軽く表面をこするだけでは除去しきれません。
ドリルに付けたフェルトホイールにモールスーパーを数滴つけて研磨開始。これでうまくいく!と思っていたのですが、研磨力が弱くてしつこい錆が取りきれません。
急遽研磨シートを近くのホームセンターで購入。こちらをフェルトホイールの大きさにカットし、フェルトホイールで押さえつけるような格好で研磨を行なっていきます(もちろんモールスーパーも使っています)。
研磨シートの#600で磨いた後、#3000で磨いたのが右側のメッキモール。しつこかった錆も除去できて新車のような輝きを取り戻しました!
昼間見るぶんには完璧の仕上がり!だったのですが、夜照明が反射すると電動ドリルの回転で磨いたんだなというのが分かる研磨跡が浮かび上がるので、やはりこだわるのならダブルアクションポリッシャーが必要ですね。
なお窓枠のメッキモールを施工するのにかかった時間ですが、正確な時間は測っていないものの片側約2時間程度だと思います。作業する時間とご近所の目が気にならない方はやって損のない作業だと思いました。
また、せっかく磨いたメッキモールの腐食を防ぐのにはこちらのメッキ保護剤「MEKKING」が効くそうですが、以前手作業でメッキモールを磨いてこちらの保護剤を塗った感想としては思ったよりも保護効果は低いというものでした。やらないよりはいいと思いますので、こだわる方はこちらもどうぞ。
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