【2024パリ旅行】CDGからパリ市内へ。タクシー予約のほか、危険と言われるPER B線にも乗ってみた

さて、1週間のパリ出張から無事に戻ってきました。向こうでも更新予定だったのですが、サーバーの設定で海外からアクセスできないようになっていたので、これからちょっとずつ記録を残していこうと思います。

まず初めは日本からの飛行機が到着するシャルル・ド・ゴール空港。通称CDGからパリ市内へのアクセスについて。

羽田、成田、関空と同様、CDGも都心へのアクセスは電車、空港バス、タクシーの3つから選べます。が、2024パリオリンピックに向けて作られていた、パリ東駅と空港第2ターミナルを20分で結ぶCDGエクスプレスは結局2027年に運行開始になる模様で、それまでは電車でのアクセスは郊外路線であるPER B線を利用することになります。

問題は、このPER B線がガイドブックだけでなく、外務省の海外安全ホームページにおいても窃盗・盗難事件が発生するので注意するよう書かれていて、基本的には空港バスかタクシーの2択になってしまいます。

フランス
安全対策基礎データ

2 地域別犯罪傾向
 各地域の犯罪傾向は以下のとおりです。訪問先に多い犯罪の傾向を把握し、以下の「3 犯罪の手口と防犯対策」にて具体的な手口を参照しつつ対策を講じるようにしてください。
【パリ】
 多くの観光旅行者が訪問するパリでは、スリ、置き引き、ひったくり等の犯罪が多発しています。特に、エッフェル塔、ルーブル美術館、チュイルリー公園、シャンゼリゼ通り、トロカデロ庭園などの観光地や、公共交通機関(特に地下鉄、RER)にて多くの日本人が犯罪の被害者となっています。レストランやカフェでは置き引きの被害が多く発生しています。
 観光地と住宅地を問わず、夜間を中心に強盗傷害被害が複数件発生しています。

【パリ市内と空港の移動経路】
 シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内に向かうタクシー乗車中、渋滞による停車中に窓ガラスを割られ、ハンドバッグやカバンを強奪される事件が引き続き発生しています。
 パリ市内と空港を結ぶ列車、特にB線(RER)における窃盗・強盗事件が引き続き発生しています。

タクシー

12時間以上(2024年現在はロシア・ウクライナ問題により14時間超)のフライトで疲れ、大きなスーツケースもある中で楽なのがタクシー。

タクシーはパリ市内であればセーヌ川の右岸・左岸でそれぞれ定額(右岸(北側)が56ユーロ、左岸(南側)が65ユーロ)となっているので、白タクではなくきちんとタクシー乗り場から乗れば安心感もあります。

また、昔はひたすらタクシー乗り場で行列に並ぶ必要があったのですが、今は配車アプリで予約できるので非常にスムーズになりました。

配車アプリといえばUberですが、空港からの配車はG7というパリ版の公式タクシーアプリを利用するのが○。

日本出発前にインストールと、ローマ字での名前入力、クレジットカード登録を済ませておきましょう。

画面下からまず何名利用かを選び、出発地と目的地をセットします。

空港や駅であれば、タブから利用する場所をセットするだけでOK。日本からの直行便であればターミナル2Eに到着すると思いますので、Roissy CDG 2Eを選択し、目的地にホテルの住所等を入力。

配車は時間指定もできますが、着陸後は入国審査や預けた荷物の引き取りなど、若干時間が読みにくいのもあるので、ぷくおの場合は荷物を引き取った後で、「Now」で配車しました。

Nowボタンを押すと、タクシー乗り場がgate 16と表示されます。それを確認したのちに、乗るタクシーのサイズを選択。

複数のスーツケースがある場合はVanタイプを選んでおいた方が良いと思います。

タクシーが到着する16番ゲートまでは歩いて3分ほど。タクシーの配車が完了したら赤線の通り歩いてゲート付近で待っておくとスムーズ。

▲16番ゲートは端の方ということもあって、人が少なく寂しい感じ

G7アプリ上やメールで、予約したタクシーの車のナンバープレート番号が記載されているほか、アプリ上で予約したタクシーがどのあたりにいるのかも分かるので非常に便利。

予約したタクシーを見つけたら、名前を告げてアプリの予約画面を見せれば、それほど会話もせずにスーツケースを積み込み、目的地へ連れて行ってくれ、非常に便利でした。

ロワシーバス

CDGの空港バスといえばロワシーバス(RoissyBus)の一択。パリ市内のオペラ座まで直行となるバスで、料金は16.60ユーロ。

15分から20分間隔で朝6時から深夜0時30分まで運行されているのも便利。

電車

そして、噂の危険だという電車 PER B線。11.80ユーロでパリ北駅やパリ市庁舎にも近い「Chatelet Les Halles」駅まで一本で移動が可能です。

ネックはなんといっても治安。

今回のパリオリンピックで若干注目されたように、閉会式の会場にもなったパリ北駅から北部のエリアが治安が悪いようで、その治安改善のためにオリンピックが活用されたらしいという噂も聞きましたが、そんなエリアを通るPER B線は、過去3回パリに来ているぷくおも避けていました。

空港からパリ北駅までノンストップで走る快速電車であれば安心らしいのですが、各駅停車の列車はやめた方がいいと書かれています。

そんな各駅停車に今回乗る機会が発生したというのが個人的にはちょっとしたトピック。

空港までタクシーで同僚を送った後、まだパリに残るぷくおは市内へ戻るのですが、空港を出る頃には朝の7時を過ぎていて、すでに高速道路は渋滞が発生。

空いていれば30分程度で移動できた経路が1時間以上かかるようなので、タクシーでの移動は諦め、身軽なこともあったのでPER B線に乗ってみることに。

乗り場

CDG 2E 出発ロビー階から2A, 2C方面に向かう途中に空港駅があります。

案内板に従ってエスカレーターで改札のある階に下り、人の流れのまま進むと改札口へ。

▲羽田空港等の感覚で出発ロビーから下の到着ロビーに降りてきてしまいましたが、空港駅には出発ロビー階からの移動でした

券売機はどこだ!?と思ったら、直近のエスカレーターの脇にあったのでした。

改めてチケットを購入してからいよいよ乗車。

パリは地下鉄も含め、次とその次の電車の出発時間が表示されるようになって非常に便利。

車内はJRの郊外路線のようなボックスシートタイプですが、日本の電車よりも背もたれに若干角度がついているのが乗りやすいです。

最初はまばらだった車内も、通勤時間帯ということもあってかパリ北駅手前では少し座れない人が出るぐらいには混んできました。

沿線では確かに橋脚に落書きがされているようなエリアもありましたが、海外で電車に乗ったことがある方なら特に怖いと思うこともなさそう。

ただし、もっと人が少なかったり、混んでいたりしたらスリ等の危険もあるでしょうし、大型スーツケースを持っての移動ともなると疲れる(特に市内に入ると全ての上下移動にエスカレーター/エレベーターがあるわけではない)ので、やっぱりタクシーが一番便利だと思います。

初めて乗ったPER B線ですが、1人での旅行で、バックパックなら全然アリだと思いました。

▲せっかくなのでChatelet Les Halles駅で下車し、ポンピドゥセンターとオリンピックに彩られた市庁舎を見てきました

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