20年間もの間営業されていた「ムーミンカフェ」「ムーミンスタンド」「MOOMIN SHOP」が、2023年2月末日に終了することが運営元のベネリック株式会社から発表されました。
妻とも何度か訪れたことのあるムーミンカフェが閉店というショッキングなニュースに驚きました。
プレスリリースによると、各店舗の閉店日やポイントカード、MOOMIN SHOP限定商品やムーミンカフェグッズの取り扱い店舗に関するご案内はホームページやSNSで随時お知らせするのだとのこと。
今回の閉店はライセンス契約満了に伴うもので、新たなライセンス契約者は別会社のライツ・アンド・ブランズさん。
1989年以来、当キャラクターの著作権エージェントを務めてきた株式会社タトル・モリ エイジェンシーのキャラクターライセンス部門を母体として、埼玉県飯能市で「ムーミンバレーパーク」を運営する株式会社ムーミン物語、そして「ムーミン」の権利所有者であるフィンランドのMoomin Characters Oy Ltd.の3社の合弁により、2018年3月に設立されました。
設立間もない会社ではありますが、母体から引き継いだ30年におよぶ経験と暖簾に加え、権利所有者の資本参加という盤石な基盤を備えており、安定した業績をあげています。また、2020年にはムーミンの最初の小説「小さなトロールと大きな洪水」の初版から75周年を迎えました。日本初のムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」は開業から2周年を迎え、過去最大規模のコミックス展「ムーミンコミックス展」の2年に及ぶ全国巡回や、当社自身の配給による新作テレビアニメシリーズ「ムーミン谷のなかまたち」シーズン2の放送も開始され、ムーミンのファン層は一層拡大しております。これに合わせ、積極的に事業領域を拡大してまいります。
馴染みのない社名でしたが、ムーミンの権利所有者であるフィンランドのMoomin Characters Oy Ltd.、ムーミンバレーパークの運営会社、著作権エージェントを務めてきた会社の3社で設立されたということで、かなり強力な布陣でした。
新「MOOMIN SHOP GINZA」と「MOOMIN CAFE(仮称)」
新事業者のライツ・アンドブランズさんによるMOOMIN SHOP GINZA(ムーミンショップギンザ)は2022年12月に銀座インズ1の1階にオープンするそう。
「ムーミン」の原作者トーベ・ヤンソン氏が絵本などに用いていた色を使用したオリジナル商品のほか、ライフスタイル雑貨やアパレル、北欧からのインポート商品などを数多く取り扱うとのこと。
MOOMIN CAFE(仮称)は2023年春に東京・渋谷に1号店がオープン予定で、北欧の洗練された雰囲気を感じられ、オーガニック食材をふんだんに使用したメニューや、ドリンク、スイーツなどを提供するのだそう。
さらに、2025年までの間に全国で15店舗以上の展開を予定しているとのこと。
思い出が詰まったお店が閉店してしまうのは寂しいですが、新たなカフェ・ショップがみんなに愛されるお店になってほしいですね。
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