まだまだ無線イヤホンが一般的でなかった頃、ちょっと奮発していいイヤホンを通勤のお供にしていました。
けれどもiPhoneからイヤホンジャックがなくなり、そのうちイヤホンケーブル自体も邪魔になってしまい、今ではもっぱら完全ワイヤレスイヤホンばかり使う始末。
電車通勤ということもあって、昔のイヤホンほど高音質ではないのには目を瞑っていましたが、時折気になっていたのがイヤホンをワイヤレス化するアダプタ。
元々SHUREをはじめとする趣味性の高いイヤホンは有線ケーブル自体を交換することができるよう、イヤホンの付け根からケーブルが取り外せるようになっていますが、そこに無線アダプタをつけてワイヤレスイヤホンにしてしまうというものは以前から発売されていました。
そんな中、取り上げることになったのはDACなどで有名なifiから高音質・ハイレゾ対応のアダプタが登場したから。
GO pod
今回登場したのはGO podと呼ばれるワールドクラスのワイヤレスBluetoothアダプター。
GO podにはスマホ向けCPUでお馴染みのクアルコム社の96kHz、24ビットaptX HDとaptX Adaptiveフォーマットにも対応した回路が組み込まれています(その他aptX Low Latency, aptX, AAC, SBCなど)。
さらに嬉しいのがMMCXのみならず2ピンコネクタにも対応しているところ。というのも、ぷくおが持っているUltimateEarsのイヤホンはちょっと古いため、MMCXではなく2ピンコネクタ。もう使い道がないような感じでしたが、GO podがあれば復活できるかもですね。
さらに、Pentagon, T2, A2DCといったタイプのイヤー・ループについても別売り予定なんだとか。
詳しくは製品ページを見ていただいた方が早いのですが、GO podにはノイズ抑制付きの内蔵マイクロフォンが搭載されていて通話が可能。
また、左右のアダプターはどちらもBluetooth信号を受信できるものの、スマホ等との通信が安定している方をメインのレシーバーとして動作し、もう一方は子機として動作。しかも聞いている人の位置が変わったりして電波の状況が変わる都度、強力に受信できる方のアダプタがメインになり、安定した音楽体験ができるようになっているのだとか。
他にもプリエコーとプリリンギングの効果を最小にするために5つのデジタル・フィルターが搭載されていたり、ボリューム調整もオーディオ信号を劣化させにくいDACでコントロールしたり、アンプは各イヤーピースにバランス出力したりとかなりこだわった設計になっている模様。
仕様
- Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.2
- コーデック:LDAC*、LHDC/HWA*、aptX Adaptive、aptX HD、aptX LL、aptX、AAC、SBC
- チップセット:クアルコム QCC 5100シリーズ
- 自動インピーダンス検知:~16Ω/~32Ω/~64Ω/~300Ω
- SN比:32Ω ≥ 129dB (A)/300Ω ≥ 132dB (A)
- THD+N:≤0.002%(1KHz/32Ω)
- 周波数特性:10Hz-20KHz(-3dB)(LDAC)
- バッテリー:アダプター本体=180mAh + 充電ケース=1500mAh
- 駆動時間:アダプター本体=〜7時間 + 充電ケース=〜30時間
- 充電時間:アダプター本体=〜1.5時間+充電ケース=〜2時
- 電源システム:5V/1Aまたは5V/2A Qi(ワイヤレス給電国際標準規格)認定充電器
- サイズ
- アダプター本体:43.5×16.4×9.5mm(片側)
- 充電ケース:116.0×76.0×38.5mm
- 重量
- アダプター本体:12g(片側)
- 充電ケース:126g
- 防水性能:IPX5
- 標準小売価格:59,400円(税込)
- 保証期間:12ヵ月
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