車だと遠いけれど電車だと近いのが静岡・伊東市。熱海よりも遠くに来た感じがすること(実際遠いのですが)、町がこぢんまりとしていて徒歩で巡れること。そして伊東温泉の七福神の湯めぐりができることから結構好きということもあって、久しぶりに日帰りで伊東をふらっと訪れてきました。
伊東温泉は湧出量が多く、本州一なんだとか。そんな伊東市内には10ヶ所の共同浴場があるとのことですが、旅行者にとって入りやすいのは伊東温泉観光・文化施設の「東海館」。
11時から19時の間、大小2つの浴場を男女時間で入替する温泉で、地元色の強い共同浴場と違って入りやすいので伊東に行くたびに利用していました。
今回も東海館の温泉に入ろう。そう決めて駅前商店街を抜け、東海館から程近い場所にある中華屋でカレー&ラーメンセットを食べ、いよいよ東海館にたどり着いたら
まさかの休館日
初めて知ったのですが、東海館は毎月第3火曜日祝祭日の場合は翌日と1月1日が休館日とのこと。
手前のK’s House Itoの日帰り温泉も15時から。近隣の共同浴場も軒並み昼休みで、一番早いのが駅前の「湯川第一浴場 子持ち湯」と海側の「湯川第三浴場」で、それでも14時オープンとのこと。
時間を持て余す中、Googleマップを見ていたら伊東駅から一駅南下した南伊東駅近くに「鎌田福禄寿の湯」というのを発見。伊東駅周辺はアクセスがいいので、今回はちょっと街外れにある鎌田の湯を目指すことにしました。
わずか3分ほど電車に揺られるとそこは南伊東。無人駅を出て、住宅街の中を5分ほど歩くと目的地である「鎌田福禄寿の湯」通称鎌田湯に到着。
鎌田湯
この鎌田湯は子宝、金銭運、長寿の神様なんだとか。営業時間は14時〜22時。定休日は水曜日となっています。
料金は地域住民以外は200円とのことでしたが、2023年6月にお伺いした時点では300円となっていました。光熱費が上がっているでしょうから仕方ないですね。
玄関入ってすぐの券売機で入浴券を買い、窓口で石鹸を買おうとしたところ、無料で貸し出ししてくれるとのこと。買ったのを持ち帰るのも面倒なので嬉しいサービスでした。
お伺いしたのはオープン直後なのに浴場にはすでに5人以上の先客が。どなたも地元の方っぽい雰囲気で、愛されている温泉なのだと実感。
鎌田湯には家族で入れる家族風呂(900円でした)が4つあるのが特徴ですが、普通の浴場は2m×5m程度のお風呂と洗い場のみというシンプルな構成。
体を洗っていよいよ温泉に浸かりますが、さらさらとした湯辺りで体に優しい感じがします。また温度も体感40度程度で暑くもぬるくもなくちょうど良い温度でした。
昼から温泉を楽しんだ後は、電車の待ち時間が長かったのでのんびりと伊東駅までお散歩。途中から伊東大川沿いの遊歩道を通ったのですが、初夏の清々しい風で気持ちよかったです。
最後は最初に通った商店街に入り、カフェテリア ガレリア439でビールとおつまみセットでさらにリフレッシュ。
ハートランドビールも美味しかったのですが、1,500円のハムやサラミのセットが美味しくて、また次回伊東に来たときも注文したいと思える美味しさ。改めてホームページを見てみたら、生ハムはイタリア・パルマ産のプロシュートを使っているんだとか。どうりで美味しいわけですね。
あっという間の伊東を堪能したあとは新幹線で一路東京へ。目的の東海館がまさかの月1回の休館日に当たってしまったのが残念でしたが、おかげで普段は行かない南伊東まで行けたのは面白かったです。
熱海もいいですが、ちょっと足を伸ばして伊東まで行くのもおすすめですよ。
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