バルミューダが切り開いた高価格・高付加価値のトースター市場。今回、三菱電機からかなり尖ったトースターが登場します。
美味しいトーストが焼けると評判の「BALMUDA The Toaster」やシャープの「ヘルシオ グリエ ウォーターオーブン」は水蒸気の力でパンの水分蒸発を最小限に抑え、外はサクサク、中はふんわりといった焼き具合を実現していますし、他にも0.2秒で発熱する「Aladdin AET-GS13NW」が登場するなど活気を帯びています。
そんな激戦となってきた高付加価値のトースター市場に三菱が参入するにあたり、選んだ手法が食パン1枚サイズ専用の密封断熱構造。
ブレッドオーブン
製品名は三菱ブレッドオーブン「TO-ST1-T」。独自の構造で、耳までふんわりとした食感と味わい深い「生トースト」を実現しているそうです。
特徴その1 密封断熱構造
一般的なトースターとは異なり、お重のような筐体に、均一にパンが焼けるよう上下にフラットなプレート型のヒーターを搭載。
きめ細かく温度調整しながら、ヒーターの熱を食パンにムラなく伝えていきます。狭い庫内の密閉性と断熱性を高めることで、パンから出た水分と香りを閉じ込め焼きたてパンのようなふんわりしっとりした食感を実現。
1枚焼き
食パン内の水分と香りを逃さないためには庫内の空間が大きすぎたら意味がありません。ということで、三菱ブレッドオーブンは食パン1枚サイズ。
複数枚を同時に焼けないというデメリットはあるものの、A4用紙に近いコンパクトなサイズを実現しています。
使用方法
食パン専用ということで、操作も簡単。パンの状態(常温、冷凍、トッピング、フレンチトースト)と○枚切り(4、5、6、8枚から選択可能)、焼き色(薄め、ふつう、濃いめ、ふわふわ、サクサク)を選択し、スタートボタンを押すだけ。
中でも特徴的なのが、「ふわふわ」モード。こちらはパン屋で食パンが焼きあがったときの状態に近い食感が味わえるとのこと。
また、両面にヒーターが搭載されていることから特にフレンチトーストが美味しいそうです。
気になる点
美味しいトーストを食べたい方にとっては要注目の三菱ブレッドオーブンですが、何点か気になる気になる点もあります。
- 先に桃ベタ通り1枚焼き専用なので家族で同時にトーストを焼くといった場面には不向き。
- 蓋を上から閉める構造になっているため、庫内の高さが44mmまでとなっています。なので(滅多にないとは思いますが)盛り盛りのトッピングトーストは押しつぶされてしまう可能性あり。
- 複数枚を連続して焼く場合、焼き色に若干の差が出てくる模様。
- 内部のプレートは取り外し不可のため、布巾で拭くだけでしかお手入れができない。
ぷくおの感想
正直ボタン周りのデザインがちょっと野暮ったいなという印象を持ちましたが、焼き上がりがかなり期待できる三菱ブレッドオーブン。
高さ44mmまで焼けるということなので、(ぷくおが好きな)クロワッサンなども焼ける模様。
あとは価格の高さ、1枚しか焼けない、当然ですがグラタンなどは難しそうといったネックをどう見るかですね。
今さらバルミューダのトースターを買ってもブログ的には面白くないので、人柱になってみようかとちょっと迷っています。
三菱ブレッドオーブン詳細スペック
- 型名:TO-ST1-T
- 消費電力:930W
- 外形寸法:幅270 × 奥行223 × 高さ140mm
- 庫内有効寸法:幅192 × 奥行142 × 高さ44mm
- 重量:3.1kg
- カラー:レトロブラウン
- 価格:オープン価格(推定価格30,000円前後)
- 公式サイト
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