今日から始まったテーブルウェアフェスティバルに行ってきました!!

毎年この時期はテーブルウェアフェスティバル。予定していた用事がキャンセルとなったので、急遽会場となる東京ドームへ行ってきました。

冬らしい寒さと青い空が気持ちいいです。到着したのは12時ごろだったのですが、初日ということもあってか入場待ちの列ができているほどでした。

いつもの見慣れた景色。観客席からアリーナに降りたところに特集「美食の国 イタリア ~Life with design~」のブースが置かれています。

特集 美食の国 イタリア ~Life with design~

個性的でインパクトのある食器から、職人手作りの味わい深い食器まで、多種多様な素材を用いた豊かなイタリアの食卓が紹介されている特集コーナー。

イタリアらしい華やかな食器が展示されていて、こういうのもいいなと思わされます。

こちらはトスカーナの食器。同じイタリアでも中部にあるトスカーナは素朴で親しみやすい雰囲気。

なんとなく和の雰囲気を感じさせるテイストの「ベルトッツィ」。木彫りの木版を用いた伝統的なハンドプリント技法を継承しながら、現代的でアーティスティックなハンドペイント柄が素敵でした。販売されていたら購入したかったのですが、見つけられませんでした…

こちらは琥珀に閉じ込められた化石からインスピレーションを得て作られた「リカルド・マルツィ」。本物の植物や果実を樹脂に閉じ込めて作られています。

フィレンツェ生まれのデザイナー「マリオルカ ジウスティ」氏によるコレクション。鮮やかな発色がいかにもイタリアという感じですね。

こちらは北一ヴェネツィア美術館修造のグラス。網目模様一つ一つに小さな気泡を含む「レティチェッロ」というレースグラスで、現在制作できる職人は世界的にも数人しかいないとのこと。繊細な技術に驚きです。

特集 美しきジャポニズム 〜和と洋のハーモニー〜

オリエンタルな洋食器による「和」のしつらえと、日本の硝子による「洋」のしつらえの美しきクロスオーバーな演出が楽しめる特集コーナー。

こちらはハンガリー「ヘレンド」の食器。ほかにも多数のジャポニズムを感じさせる食器が展示されていました。

特集 「温故創新」彩りの器 ~瀬戸焼~

千年以上の間、様々な釉薬を駆使したやきものを作り続けてきた瀬戸。その受け継がれた伝統技法を駆使しながら、現代の作り手たちが様々なアイデアにより新しく創り出す器の数々が展示されています。

こんなかわいいデザインが施されたおちょこや

しわくちゃの紙のようなデザインのお皿なども面白かったです。

Noritake

テーブルウェアのNoritakeさんのブースでは、写真を元に絵付けをおこなってくれるサービスが紹介されていました。

かなりリアルでいいなと思ったのでチラシをもらったものの、こちらの素描大皿は35万円(税別)、高さ2.8cm奥行き8.5cmの蓋物で7万円となかなかのお値段でした。さすがマスターペインターが一筆ずつ丁寧に描く作品ですね。

こちらはNoritakeさんで販売されているMOOMINの大人向けテーブルウェコレクション。

華やかな色合いが大人という感じです。

いつもARABIAのムーミンシリーズしか見ていなかったので、ちょっと違和感を覚えてしまうぐらいのテイストの違いを感じます。

著名人による食空間提案

こちらは毎年お馴染みのテーブルセッティングによる食空間提案。

今年は石坂浩二、小倉優子、川井郁子、黒柳徹子、田川啓二、竹中麗湖、土屋太鳳、東儀秀樹の8名による提案が展示されていました。

中でも目を引いたのがこちら、黒柳さんと田川さんのペアによる提案。

こちらは過去5回の開催地の夜景ドレス。とにかく圧倒されます。

テーブルはカラフルで楽しそう。また壁面の黒柳さん肖像画やパンダが飾られていて、黒柳さんでしかできないと思わされる空間となっていました。

続いては小倉優子さんの提案コーナー。

昨年のフェスティバルで見かけた北欧食器ブランド・マテュースが使われていて、家具やフラワーアレジメントと合わさって優しい空間が好印象でした。

ちなみに初日となる今日(2月2日)は15時半から小倉さんによるスペシャルステージが催されていたのですが、所用のためそこまで会場にいられないのが残念でした。

第28回テーブルウェア大賞

会場中央にはテーブルウェア大賞として、多数の応募作品の中から1時審査通過作品、計207作品が展示されています。

こちらが大賞・経済産業大臣賞を受賞した「彩本乾漆アラベスク模様オーバルBOX(藤八屋氏作)」。受賞理由は”使う方への楽しさを与える漆器で、提案性を十分に考慮している。三段の重ね箱と5枚の皿を交互に重ねてスタッキングすることができる。アテ材を用いて曲げ輪技法で木地を作り、本固地技法で塗り上げた上に黒の乾漆粉で、アラベスク模様を描き、つや消しと黒塗りたての対比を作る。使うことと美しさを重ね合わせた秀作である。”とのこと。

ちなみにこちらは特別審査部門「麺を愉しむ”食卓”コンテスト」の最優秀奨励賞受賞作品。他にもお祝いの食卓部門などもあり、テーブルセッティングの参考になります。

展示販売コーナー

さて、いろいろと最新のトレンドを吸収した後は展示販売コーナーへ繰り出します。

様々なお店で花瓶が売られていますが、こちらが今年見た中で面白いと思ったもの。各サイズが展開されていますが、組み合わせて使うのも面白そうです。が、ぷくおハウスには合わなそうだったことと、中の掃除がうまくできなそうということで見送り。

今年も大きなブースを構えていた波佐見焼で見つけた可愛らしいプレート。

北一ヴェネツィア美術館の販売ブースで売られていた、網目の中に気泡が入ったグラス(クリア)。お値段は驚きの140,800円。さすが芸術作品ですね。

他にも白山陶器さんで新作が出ていた(写真撮影禁止)のですが、残念ながらお茶碗などで今追加を検討している種類ではなかったためパス。

買ったもの

駆け足ながら全ブースを一通り見て回りましたが、年々北欧デザインが減っているのが寂しいところ。グスタフスベリやアラビアのビンテージを販売しているお店はあったものの、リサ・ラーソンも現行の北欧食器も見当たらず。またイイホシユミコさんも見当たらず、ちょっと残念でした。

そんな中購入したのがこちら。ブログ的に色々と買わないとまずい!と思って臨んだものの、使う場面まで想像が出来て購入に至ったのはわずかこの1皿でした。

一真陶苑」さんの一松ハーフトレイ(3,190円(税込))。

シンプルだけど少し温かみのある色合いが気に入りました。

以上でテーブルウェアフェスティバル2020も終了。不完全燃焼に終わった物欲は、また今度scopeさんをはじめとするネットショップでリベンジしたいと思います。

 

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