大変だったけど楽しかった先月のパリ出張。私用の買い物は全てクレジットカードで行っていたのですが、帰国後にカードの請求予定内容を見ていたら不審な取引が。
利用履歴を見ていると、おそらく自分が買った物と同じ店舗で身に覚えのない金額が計上されていたのです。
ただ、さらに分かりにくいのが利用履歴に記載されている利用箇所の名前に記憶がないところ。
どうやら利用した店舗名とは別の名前でクレジットカード会社に登録をしているらしいのですが、もうこれ以上はカード会社に問い合わせをしてみて、そもそも自分が購入したお店での利用なのかどうかからはっきりさせなければいけないことになりました。
クレジットカード会社へTEL
今回は主にダイナースクラブと、最近作ったばかりのビックカメラSuicaカード(VISA)の2枚を利用したのですが、不審な取引があったのはビックカメラSuicaカードの方。
調べてみると、ビューカードセンターに「ご利用覚えなし相談デスク」という部署があったので、早速こちらに電話をかけてみます。
まずはクレジットカードの番号や個人情報、そして相談内容を伝えた上で、利用履歴で日付しか書かれていない取引が何時にされた取引なのかを聞いてみます。
利用日時は日本時間での回答なのですが、時差を考えるとちょうど買い物をしていた時間帯なので、2つある利用歴のうち、一つは自分の。もう一つは不明の取引ということに。
不正利用には間違いないのですが、おそらくは店員が誤って2回切ってしまったというところでしょう。
とはいえ、7千円程の金額をみすみす支払うのも嫌なので調査をお願いすることに。
この調査は外部の会社に委託しているらしく、そこからお店に問合せを行って、本人利用でないと分かれば後日返金か、以降の支払いと相殺ができるんだそう。
当然調査を依頼!と思いきや、不正利用での申請なので、これ以上不正利用されないために手元にあるクレジットカードは利用不可となり、新規カードが発行される必要があるとのこと。
まだ利用開始から日が浅いカードなので、変更しなければいけないサービスも最小限なのでお願いしようと思ったところ、カード再発行手数料が550円かかってしまうんだとか。
しかも、再発行しないと調査もかけてもらえないので、最悪7千円の不正利用が返金されず、さらにカード再発行手数料の550円も負担しなければいけなくなるらしい。
とはいえ、再発行しない=不正利用分も負担になってしまうので、再発行と調査を依頼したのでした。
調査には1〜2ヶ月かかるとのことですが、無事返金されることを祈るばかり。
クレジットカードは様々な決済サービスに登録しがちですので、再登録するのは面倒。利用に伴うポイントはなるべく集約させたいところですが、今回のような出来事が発生してもいいよう、やっぱり海外旅行で現地に持って行くカードは普段のメインカードとは別の方が良さそうですね。
一つの契約でVISAとMasterCardといった違うブランドのクレジットカードを発行できるデュアル発行を使って、国内用と海外用を分ける。なんていうのも良さそうですね。
デュアル発行可能なサービス
- 三井住友カード「デュアル発行」
- 三井住友といえばVISAカード。そんな三井住友カードでVISAと一緒にMasterCardを発行できるのがデュアル発行。どちらも加盟店が多いので、両者を持っていれば鬼に金棒ですね。2枚目発行時の2枚目の年会費は、プラチナが5,000円、ゴールドが2,000円、プライムゴールドが1,000円、エグゼクティブが500円、クラシックが250円、アミティエが250円※在学中無料。
- 特徴:決済できる加盟店が増え、VisaとMastercard両方の特典が利用可能
- 三菱UFJニコス「デュアルスタイル」
- Visa、Mastercard、JCBのいずれかのMUFGカードと「MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カード」を組み合わせて発行することができるのが三菱UFJニコスの「デュアルスタイル」。2枚目発行時のMUFGカードの年会費は、ゴールドプレステージが2,000円、ゴールドと一般が250円。
- 特徴:アメックスカードは入会後3か月間ポイント3倍。その後も国内利用1.5倍、海外利用2倍
- セゾンカード「ツインゴールド」
- 発行できるのは「ゴールドセゾンカード」(Visa、Mastercard、JCB)と「セゾンゴールド・アソシエ・アメリカン・エキスプレス・カード」の2枚。※既にゴールドセゾンカードを持っている方が追加で申込むほか、2枚同時に申込することも可能。ただし、新規に2枚申し込む際のゴールドセゾンカードのブランドはMastercardかJCBに限られます。
2枚目発行時の2枚目の年会費は2,000円。 - 特徴:セカンドカードはポイント還元率がアップ。アメリカン・エキスプレス・コネクトや国内空港ラウンジの利用にも対応
- 発行できるのは「ゴールドセゾンカード」(Visa、Mastercard、JCB)と「セゾンゴールド・アソシエ・アメリカン・エキスプレス・カード」の2枚。※既にゴールドセゾンカードを持っている方が追加で申込むほか、2枚同時に申込することも可能。ただし、新規に2枚申し込む際のゴールドセゾンカードのブランドはMastercardかJCBに限られます。
- 三井住友トラストクラブ「ダイナースクラブ コンパニオンカード」
- 三井住友トラストクラブが提供している「ダイナースクラブ コンパニオンカード」というサービスを紹介します。これは、同社が発行するダイナースクラブカードを持っている会員に、無料でMastercardブランドのカードを発行するサービス。2枚目無料なのは嬉しいですが、そもそもダイナースは使えるお店が限られるので、国内外で分ける際は若干不便を感じることもありそうですね(国内サービス登録時にダイナースが選べないと、なんのためにデュアル発行したのかという話に)
- 特徴:ポイントはダイナースクラブ リワードプログラムに合算。請求や支払い口座はメインカードと一緒。ダイナースクラブの優待、サービスにコンパニオンカードの優待、サービスも利用できるのが最大の強み
ダイナースのところでも触れましたが、ダイナースはもちろん、アメックスも利用できる店舗が相対的に限られているので、国内外での利用を分けるという意味では①の三井住友のデュアル発行が一番良さそうですね。
ただ、ぷくおの場合は三井住友で利用しているのがプラチナカードなので、ただでさえ5万円の会費がかかるのにさらに5,000円かけるかというと、それなら海外はもう今回トラブルにあったビックカメラSuicaカードでいいかなと思えてしまいます。
逆にゴールドプレステージ以下ならコスト負担も少ないのでありかなと思いました。
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