日本のアルテック取り扱い店舗の一つであるCIBONE Aoyamaにおいて、建築家でありデザイナーの長坂常氏が手がける「カラリン」シリーズが日本で初めて発売されています。
こちらの「カラリン」シリーズは既に世界での発表と発売を迎えていましたが、今回が日本初ローンチになるそうです。
東京を拠点として活躍する建築家でありデザイナーである長坂常氏による伝統的な日本工芸の技術を取り入れた試みは革新的で斬新な表現として世界から注目を集めています。
そのことからアルテックのFIN/JPNフレンドシップコレクションのパートナーに選ばれ、日本の伝統技術をアルテックのスタンダードコレクションの表面仕上げに応用するというコラボレーションが行われました。
長坂氏が編み出した、日本古来から今もなお用いられる表面仕上げである「浮造り(うづくり)」と漆塗りの技術である「津軽塗り」を掛け合わせた「カラリン」という独自の方法を用いて今回のコレクションが誕生しているとのこと。
ラインナップされるのはスツール60、153Bベンチ、901ティートロリーの3種類。それぞれ浮造り仕上げを際立たせるために材質を柔らかいパイン材突き板を使用し、自然の木目に二つの色がまるで地形図のように有機的な曲線を描いています。
選ばれた色はグリーン/イエローとピンク/パープル、レッド/ターコイズの3種類がラインナップ。
最初はちょっと派手だと感じましたが、見ているうちに惹き込まれていく中毒性があるコレクションだと感じました。
カラリンシリーズ価格
- スツール60・・・51,840円(税込)
- 153Bベンチ・・・91,800円(税込)
- 901ティートロリー・・・367,200円(税込)
FIN/JPN フレンドシップコレクション展示
また、CIBONE Aoyamaでは9月19日までの間、アルテックのFIN/JPN フレンドシップコレクションの展示も行っているそうです。
日本とフィンランドに共通する伝統と文化を現代へと受け継ぐ7つの製品からなる「FIN/JPN フレンドシップコレクション」は、4月のミラノデザインウィークでの発表後、日本で初めてコレクションが一同に会する機会になります。
上記のカラリンシリーズや以前お伝えしたこともあるスツール60藍染以外にも、二俣公一デザインの新作「キウル ベンチ」、皆川明氏の書籍「ああるとのカケラ」、フィンランドの季節を祝う行事をもとにデザインされた7つの陶器「シークレッツ オブ フィンランド」なども展示されているそうです。
CIBONE Aoyama店舗情報
- 住所:東京都港区南青山2-27-25
ヒューリック南青山ビル 2F - 営業時間:11:00〜21:00
- 電話番号:03-3475-8017
- 展示期間:2019年9月19日まで
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