1950 年にハンス・J・ウェグナーによってデザインされた北欧デンマーク生まれの名作「CARL HANSEN & SON(カールハンセン&サン)のYチェア(ワイチェア)」。
毎年、ウェグナー氏の誕生日を記念し登場するその年限定モデルが2021年も登場。今年は「ウォルナット」「チーク」と並んで、世界3大銘木と言われる「マホガニー」を使った特別仕様。
FSC認証のサペリマホガニーは、艶やかで深みのある美しい褐色の木肌。今回のYチェアはさらにハイグロスラッカー仕上げが施され、上品で贅沢な光沢を持つ椅子に仕上がっているそう。
チェア裏側にはハンスJ.ウェグナーの署名を刻印した真鍮プレート付きとなっています。
購入は、2021年4月2日(金)〜4月7日(水)までのプレオーダー期間と、4月8日(木)の期日限定販売のみの限定受注とされています。なお、この商品は海外オーダー商品のため、納期は6ヶ月前後かかる見込み(注文状況によってはさらに遅延が発生する可能性あり)とのこと。
商品詳細
- サイズ:約H76×W55×D51×SH45cm
- 素材:マホガニー材/ハイグロスラッカー仕上げ/ナチュラルペーパーコード
- デザイナー:hans j wegner(ハンスJ.ウェグナー)
- 生産国:デンマーク
- 価格:130,900円(税込)
ぷくおの感想
正直、ぷくおの家にはマホガニーの色調は合わないのですが、あのマホガニーで作られたYチェアは価値がある!!と思いました。
が、気になるのはもともとマホガニーはワシントン条約に登録されているため、かなり入手困難になっているということ。
商品説明には「FSC認証のサペリマホガニー」と記載されています。
「FSC認証」とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した「適切な森林管理」を認証する国際的な制度。なのでこれ自体は全然オッケーですね。
続いて「サペリマホガニー」を調べてみると、どうやらカメルーンやナイジェリアなどを原産とするセンダン科エンタンドロフラグマ属の植物で、マホガニーの特徴であるリボン杢(光沢のあるストライプ状の木目)が出やすくマホガニーの代替材としてよく使用されるEntandrophragma cylindricumという木材が通称サペリ。商品名「サペリ・マホガニー」と呼ばれているんだとか(wikipedia)。
サペリは光沢のあるリボン杢が出ること、色調もマホガニーにとてもよく似ていることから、サペリの人気が高まっているそう。また、超高級材であるマホガニーと比べて手に入りやすい価格帯であることも人気が高まっている理由の一つですが、これも将来的には認知度が上がって人気となり、価格が上昇する可能性もあるんだとか。
というわけで、調べた限りでは材木自体は悪いものではないものの、マホガニーに似た材木であるということを念頭に入れておいて欲しいと思います。それにしても、イルムスさんやカール・ハンセン & サンで出されている商品情報の素材に「サペリ」ではなく「マホガニー」と記載されているのは誤解を招きそうでちょっと残念な気持ちになってしまいました(類似木材も含めて全てマホガニーと書くのがもはや一般的なんでしょうかね)。
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