AppleがiPhone15Proを発表した際に予告されていた空間ビデオ録画が2023年12月12日未明に公開されたiOS17.2でついに実装されました。
空間ビデオとは、来年前半にアメリカで発売されるVision Proというゴーグル型のデバイスで楽しむことができる立体映像のこと。
日本での発売は来年中ということでまだまだ時間がかかる見込みですし、そもそも初代は約50万円と高価でなかなか手が出せませんが、将来に備えて今からiPhoneで録画できるように。しかもクリスマス前に公約通りアップデートがリリースされて感謝です。
アップデートは自動にしている方は夜間などに勝手に。手動の方は設定アプリ→一般→ソフトウェアアップデートからどうぞ。
なお、iOS 17.2から1日を振り返る時間を取り、写真、ビデオ、録音した音声、場所などを使って、日常のありふれた瞬間や特別な出来事を詳しく記録して書き留めることができる新しいアプリ「ジャーナル」も追加されています。こちらもどんな使い勝手か楽しみですね。
プレスリリース
iOS 17.2により、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのユーザーは空間ビデオを撮影できるようになりました。空間ビデオは画期的な新機能で、ユーザーは人生の貴重な瞬間を撮影し、来年初旬以降、Apple Vision Proでそれらの思い出を追体験できるようになります。
「iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、スマートフォンの中でも最高のビデオクオリティを含め、これまでAppleが開発してきた中で最もパワフルなカメラシステムを搭載しています。そして今、私たちは、ユーザーが特別な瞬間をそのまま撮影するできるようにし、可能なことの新たな基準を打ち立てています。空間ビデオは魔法のようであり、来年初旬にApple Vision Proでユーザーに実際に体験していただける日を心より楽しみにしています」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアックは述べています。
iPhoneで空間ビデオ撮影が可能に
「設定」で空間ビデオ撮影を有効にすると、ユーザーはiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの先進的なカメラシステムを利用して、お気に入りの瞬間を3次元で撮影できます。空間ビデオは、標準ダイナミックレンジで1080pの解像度、毎秒30フレームで撮影されます。先進的なコンピュテーショナルビデオ撮影技術とHEVC圧縮により、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、美しい空間の思い出をコンパクトなファイルサイズで提供します。
素晴らしい空間ビデオの撮影
iPhoneでの空間ビデオの撮影は、iPhoneでの通常のビデオ撮影と同じくらい簡単です。カメラアプリをビデオモードで開き、iPhoneを回転させて横向きにし、空間ビデオアイコンをタップして、録画ボタンをタップします。iPhoneは、先進的なメインカメラと超広角カメラの両方でビデオ撮影を開始し、超広角カメラの視野をメインカメラの視野と一致するようにスケール変更した後、1つのビデオファイルに保存します。
空間ビデオの視聴
iPhoneやそのほかのデバイスでは、空間ビデオは通常の2Dビデオのように表示され、ほかのビデオと同様にメッセージなどのアプリを使って視聴や共有ができます。ユーザーは、自分で撮影した空間ビデオすべてを、写真アプリの中の、新しい「空間」のアルバムで見つけることができます。また、空間ビデオはすべてiCloudを通してデバイス間で同期されます。
空間ビデオは、Apple Vision Proで生き生きと映し出されます。iCloudで、ユーザーは写真アプリのライブラリ全体にアクセスでき、ビデオを実物大のサイズで、あざやかな色と圧倒的なディテールで視聴できます。Apple Vision Proでは、空間ビデオをウインドウで再生することも、友人とのお祝いや特別な家族の集まりなど、思い出の各瞬間にタイムスリップできる没入感のあるビューに拡大することもできます。
Apple Vision Proの発売前にiPhoneで空間ビデオが撮影できるようになるので、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのユーザーは、今から友達や家族との瞬間を撮影し始めることができ、Apple Vision Proを初日から楽しめます。
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