世界でもっとも有名な花瓶の1つとも言われているアアルト・ベース。
フィンランドの湖の形をモチーフにしたとも、白樺の根元の断面形状を模したとも言われている曲線が描かれたこの花瓶は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する建築家・都市計画家・デザイナーであるアルヴァ・アールト(Alvar Aalto)によって、1936年に発表されました。
ニューヨークのメトロポリタン美術館に飾られていたアアルトベース
デザインの特徴はこの複雑なカーブ。このカーブのおかげで生ける本数が少なくても花が一か所に溜まりやすくなります。
ぷくおは昔フィンランドでアラビアの工場を訪れた際、このアアルトベースに一目ぼれし、重たく壊れやすいガラス製品を持って帰ったので思い入れのある製品となっています。
こちらが現地で購入してきたアアルトベース。
クリアガラスとホワイトガラスの二層となっています。
その後、主に小さめのベースを買い集めるとともに、徐々にアアルトベースそのものについても詳しくなっていきました。
すると、同じ名称ながら全然雰囲気の違う木枠で作られたアアルトベースを知ることになります。
現在のアアルトベースは金型で製造されていますが、初期(とたまに製造される記念モデル)は木型の中にガラスを吹いて作られています。
このため、花瓶のガラスは微妙に揺らいでいて、日が射し込むとまるで本物の湖が揺らいでいるような美しい影を作り出すそう。
こういった木枠で作られたアアルトベースを手に入れるのが目標の一つなのですが、scopeさんでなんと400mmサイズの木型で作られたアアルトベースを復活し販売されています。
サイトによると、2017年にイッタラ工場を訪れた際に、インスタグラムのライブ機能を試してみたくなり、1030mmのアアルトベースを吹いてほしいと向上に持ち掛けたところ、いきなり1030mmは吹けないから400mmをウォームアップで吹きたいという話で作られたものだそうです。
残りわずかですが、1937年のパリ万博へ出品された同型ベース(高さは少し違うそうです)を手に入れたい方はお早めにどうぞ。
また、ぷくおは145mmバージョンが欲しいのですが、そちらもscopeさんで試作しているそうなので、今後販売開始されないか注意深く見ていきたいと思います。
購入はscopeさんからどうぞ(scope楽天市場店では完売となっております)
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