ロシア・ウラジオストクが身近に

ロシア極東最大の港湾都市であり、東京から2時間半の距離にありながら異国情緒漂う街並みが続くウラジオストク。

ぱりゅーんさんによる写真ACからの写真

古き良き時代の雰囲気が残っていることから、ぷくおも一度は行ってみたいと思っていた街です。ロシアというとネックなのがビザの申請。きちんと現地宿泊先を予約し、ホテル・ホステルのホームページから専用フォームに記入したのちにEメールで届くバウチャー(有料)を持って申請を行わなければいけない(非正規で空バウチャーが取得できるそうですが、トラブルに巻き込まれる可能性もあるとか)のが、できるだけ個人旅行で旅をしたいぷくおにとってはネックでした。

ところが、2017年8月から日本を含む18カ国の国民はウラジオストク自由港における国境検問所を通じてロシア連邦に入国するための電子ビザが取得できるように。単にウェブサイトで申請書を記入すると、無料で4日以内に電子ビザが発行されるようになりました。
※2021年1月1日からはロシア全土で16日間以内の滞在で電子ビザが取得可能になるとか。

ビザ緩和もあってか、ここ数年の旅行雑誌ではウラジオストクの特集が組まれる回数も増えていたように思います。これらの影響で徐々に訪問者が増えたのか、いよいよJAL、ANAの直行便が就航することが発表されました。

JAL直行便

まず先に就航を果たすのはJAL。2020年度夏季ダイヤより成田=ウラジオストク線に毎日運行します。

運行予定は成田11:20発→ウラジオストク14:45着。ウラジオストク16:25発→成田17:40着。

使用機材は737-800。クラスはビジネス・エコノミーの2クラス制となっています。さらにワンワールドパートナーであるロシアのS7航空のネットワークを利用してロシア国内に乗り継ぎすることが可能。

ANA

ANAは2020年3月から、こちらも成田=ウラジオストク線を新規開設します。就航日、ダイヤ、使用機材などの詳細については現在未定。

ぷくおの感想

活気付いてきたウラジオストク観光ですが、せっかく2時間半で行ける場所にも関わらず使い勝手の悪いダイヤ設定となっていました。

成田→ウラジオストク

  • S7航空:成田15:40発→ウラジオストク19:05着
  • オーロラ航空:成田14:05発→ウラジオストク17:25着

ウラジオストク→成田

  • S7航空:ウラジオストク13:20発→成田14:40着
  • オーロラ航空:ウラジオストク11:55発→成田13:10着

このダイヤではせっかく休みを取って観光に向かったとしても無駄な時間が大きく、昼前に日本を出発する便でもっと遠くに旅行に行けることが可能でした。今回発表されたJAL便であれば、朝に成田空港に到着し、11時20分発でウラジオストクに14時45分に到着することで1日が有効に活用できますし、その逆も同様に無駄のない1日を組むことが可能です。

今まで飛行時間の短さとは裏腹に、観光しづらいダイヤ設定となっていたウラジオストクですが、ついに日本から一番近いヨーロッパとなる街並みを気軽に楽しめる日が来たようです。

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