iPad miniに合うキーボード探しの旅

iPad miniを手に入れてからというもの、普段持ち歩いていたバッグが劇的に軽くなりました(1.6kg強が380gになったのだから当然ですね)。

画面サイズが14インチから8.3インチと、実質約半分になってしまいましたが、普段からMacBook Proでは左右に2ウィンドウを並べて使うことが多いので、1ウィンドウになったと思えば耐えられます。

M1チップでないことは残念ではあるものの、ネットやエクセル・ワード、簡単な写真編集などには十分な性能で、もはやAppleシリコンが載った後継機が出て、自宅では据え置きのディスプレイやキーボード等を利用できるようになればもうMac本体はいらないと思えるほど(というか、ディスプレイの解像度とアスペクト、セカンドディスプレイ利用といった不便さに目を瞑れば今のままでも十分そのような利用が可能)。

こうなってくると、次第に旅行等で出かけた先での快適な日本語入力をするためにコンパクトだけど打ちやすいキーボードが欲しくなってきます。

家ではFILCOのMajestouchというメカニカルキーボードを利用していますが、こちらはフルサイズ(テンキーなどがついているやつ)なので当然持ち運びには不可能。

また、iPad miniは他のシリーズとは違ってアップル純正のキーボードが用意されていません。

まず第一に検討に上がったのがアップル純正のキーボード。

Apple Magic Keyboard - 日本語(JIS) - シルバー

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折り畳みはできませんが、代わりに薄くて軽いというのが特徴で、幅27.89cm、奥行き11.49cm、高さ(厚み)は0.41〜1.09cmという薄さ。重さは239gと折りたたみ式のキーボードと比較しても遜色のない重さ。

キーはパンタグラフ式なので、店頭で試しに触った感じでも特段優れた打鍵感ではなかったものの、モバイルキーボードでありがちな表面全体に薄いカバーがかかっているようなものでは無いので悪くはなかったです。

純正キーボードの良い点は、JISキーボードとUSキーボードの2種類が入手出来るところ。特にJISキーボードではスペースキー両端にある「かな」と「英数」があること。

MacであればソフトでUSキーボードでもスペースキー両端のコマンドキーを軽く押した場合は「かな」と「英数」キーとして認識させることが可能ですが、そのようなソフトがないiPadだと専用のキーがあるのは魅力的です。

残念な点はBluetooth接続が1台のみで、他の機器と接続するためには都度ペアリングしなければいけないところ。

iPad mini以外にも、キーで切り替えることでMacBook ProやiPad、場合によってはiPhoneも入力てきたら便利だと思っていたのでこの点は残念でした。

また、長期使うことを想定した場合、バッテリーが内蔵されていて交換不可能というのも少し残念ですね。

「かな」と「英数」キーがあるモバイルキーボード候補

「かな」と「英数」キーがない場合、iPadではコントロールキーとスペースキーを同時押しすることで入力ソースが切り替わっていきます。

英語とかなの2種類だけなら、Windowsの escキーを押した時のような挙動になるわけですが、やはりそれぞれのモードをキーで指定できた方が便利(Windowsでも絶対で変換/無変換キーを「かな」、「英数」が選択できるようになりましたし)。

持ち運び可能な大きさ・重さで「かな」と「英数」キーがあるキーボードをざっくり調べたみたのが次のモデル。

logicool

POP KEYS

ポップなカラー(写真以外に3色のカラーバリエーションあり)のJIS配列ワイヤレスメカニカルキーボード。

価格は12,100円(税込)で、サイズは高さ: 138.47mm、幅: 321.2mm、奥行き: 35.4mm。重量(電池を含む)は779gとなっています。

MX KEYS MINI

クリエーター向けミニマリストキーボード。JIS配列で、イルミネーション付き。カラーはペールグレー、グラファイト、ローズの3色。

価格は15,950円税込。サイズは、高さ: 131.95mm、幅: 295.99mm、奥行き: 20.97mm。重量は506.4gとなっています。

K380マルチデバイス Bluetoothキーボード

省スペース設計のマルチデバイス キーボード。カラーは写真のローズのほか、グレージュ、グラファイト、オフホワイト、ラベンダーが用意されています。

価格は4,400円(税込)。サイズは、高さ: 124mm、幅: 279mm、奥行き: 16mm。重量は423g(電池含む)となります。

エレコム

Bluetooth静音コンパクトキーボード TK-FBM117SKBK

抗菌仕様の静音テンキーレスキーボード。各キートップにはシリコンラバーが装着されているので静か。さらにキーボード上に水などをこぼしても、本体裏面の水抜き穴からすぐに排水できる機構となっています(防水設計ではありません)。

価格は8,690円(税込)。サイズは幅361.6mm×奥行139.8mm×高さ26.3mm(スタンド含まず)、幅361.6mm×奥行139.8mm×高さ34.8mm(スタンド時)。質量は約350g(電池含まず)となります。

Bluetooth 5.0 薄型コンパクトキーボード TK-FBM119KBK

Bluetooth5.0に対応した薄型テンキーレスキーボード。同社従来品に比べて約18%軽いキー荷重で軽い打ち心地が実現されています。

価格は5,445円(税込)。サイズは幅360.6mm×奥行142.5mm×高さ25.6mm(スタンド含まず)、幅360.6mm×奥行142.5mm×高さ34.1mm(スタンド時)。質量は約455g(電池含まず)となります。

スタンド付キーボード(BT) TK-DCP01BK

タブレットをキーボードにスタンドできる機構を採用したキーボード。

タブレットスタンド部分に電源スイッチが搭載されているため、タブレットをスタンドするだけで自動的に電源ON。外せばOFFになるという便利機構が備わっています。

価格は9,757円(税込)。サイズは幅295×奥行166×高さ23.5mm。質量(キーボード本体)は約440g(電池除く)となっています。

タブレットケース付きワイヤレスBluetooth(R)キーボード TK-CAP02BK

閉じればタブレットケースになり持ち運びにも便利なキーボード。スタイラスペンを差し込めるペンホルダーが備わっていますが、残念ながら想定サイズは8.5〜11.1インチのタブレットとなります(iPad miniは8.3インチ)。

価格は15,631円(税込)。サイズは幅260mm×奥行395mm×高さ10mm(展開時)、幅260mm×奥行195mm×高さ15mm (折りたたみ時)。質量(キーボード本体)は約583gとなります。

ワイヤレスBluetooth(R)ウルトラスリムキーボード TK-SLP01BK

スタンドになる保護ケースがつき、ワンランク上の携帯性と打ちやすさを実現したウルトラスリムキーボード。

上質感のあるソフトレザーを使用した保護ケースは、キーボード本体と磁石でくっついているので脱着が可能。

価格は11,715円(税込)。サイズは幅257.0mm×奥行142.0mm×高さ7.2mm。質量(キーボード本体)は約211gとなります。

Keychron K3

Keychron(キークロン)という香港を拠点とする会社が出しているキーボードの中で、日本語Mac向け仕様のものが出ています。

コンパクトなキーボードはKeychron K3 超薄型ワイヤレスメカニカルキーボード(日本JIS配列) – バージョン2というモデルで、メカニカルキーを搭載した75%サイズのキーボードになります。

メカニカルキーは赤軸・青軸・茶軸から選択可能で、バッテリー内蔵式となります。

価格は16,830円(税込・RGBバックライト・ロープロファイル光学式・赤軸の場合)。サイズは306×116×17〜22mm。重量は約483gとなります。

残念ながらJIS配列のキートップはローマ字とひらがなの両方が印刷されています。これがもっとすっきりしていたらよかったのに(メカニカル式なのでキーキャップ交換可能ですが)。それと、矢印キーが横一列配列というのがちょっと残念ではありました。

それらが気にならなければ、値段も比較的お手頃ですし、ロープロファイルスイッチを採用しているので高さも抑えめでパームレスト無しでも使いやすそうでいいキーボドだと思いました。

HHKB

なかなかこれだ!と思えるキーボードが見つからないなか、ひさしぶりに覗いたのがHHKBというキーボード。

HHKBとはHappy Hacking Keyboardという名称の略で、「プロが必要とするキーのみをタイピングしやすい位置に配置」するという理念に基づき開発された。テンキーやカーソルキーを省いて小ぶりにまとめた独自のシンプルなキー配置、静電容量無接点方式と呼ばれるキースイッチ機構、すべてのキートップ面が中央方向に向く「シリンドリカル・ステップスカルプチャ」設計、キートップに印字がないモデルも用意されるなど、プロフェッショナル向けに余分なものをそぎ落とす理念に貫かれたキーボード。

普段家で使うにはテンキーがないのが不便だと思っていたのですが、持ち運びをすることを考えるとギリギリアリかと思える大きさ・重さでした。

いくつか種類があるものの、Bluetooth接続が可能で、高速タイピング性と静粛性に優れるという最新のHYBRID Type-Sでは、294(W)×120(D)×40(H)mmという大きさと英語配列で540g、JIS配列で550g(ともに電池含まず)となっています。

何より嬉しいのが専用ソフトでキーマップが変更可能。キーボード本体に変更したキーマップを流し込めるのは他社でもありますが、HHKBではMacならではの「英数」と「かな」のキーも設定できるところ。

つまり、iPadやiPhoneで外付けキーボードを使用するときでも「英数」と「かな」が使用できるということに!!

価格は3万円オーバーと高価格ですが、長く使えることを考えたら許容範囲かと思います。

そして、長く使うことを考えるときになるバッテリーの寿命ですが、こちらのHHKB HYBRID Type-Sでは電源に単三電池を用いることでこれを回避。電池を入れる部分がちょっとダサいですが、使用時には視界に入らないところなので良しとします。

バリエーションは先ほど述べた通り英語配列と日本語配列があり、それぞれローマ字が印刷されたキートップと、まっさらな無刻印の2パターンがあります。さらに色はオフホワイトの白と、ブラック系統の墨。そして昨年末にレギュラー入りした真っ白な雪の3色(日本語配列の無刻印は雪のみ)。計10モデルがラインナップされています。

また、HHKBを特徴づけているもう一つの特徴が無接点で(底付きなしに)スイッチングする「静電容量無接点方式」を採用しているところ。

これによってしなやかで心地よいタッチが実現されていて、中毒になる人も続出している模様。

その他

他にもNuPhy Airという中国発のおしゃれなキーボードが気になったりしますが、なかなかiPadで「英数」と「かな」キーを付与するというのが難しい模様(こちらもキーマップを変更できますが、英数・かなというキーを割り当てることはできないみたい)。

おすすめのキーボードがあればぜひコメント欄で教えてください!

PFU キーボード HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨

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