毎回ユーモラスなネーミングを付けるアウトドアギアブランド「DOD」。今回登場したのは「ヒコタン」。
ここしばらくはアパレル関係の新商品を出していたことから、きっとまたアパレル系の商品なのかな?と思いつつ商品ページを見たら思いの外よかった。というか自分が理想としているものに近い商品だったのでご紹介。
ヒコタン
今回は商品名からぱっと具体的な製品が連想できなかったのですが、DODさんによると車のシャコタン(車高を極端に下げた車の俗語)になぞらえたネーミングなんだそう。
火床を極端に下げたからヒコタン。
理屈が分れば安直なDODらしいネーミングだなと思いますが、この風防もゴトクもなく、ただ薪を置くスペースというのは、昔焚き火は地面に直火が当たり前だったころを思い出させる商品。
ぷくおが小学生の頃から愛用しているキャンプ本の焚き火の章には、地面を守るためにも木を組んで地面から離れた所で火を起こすよう書かれていますが、その火床はフラットで、小さい岩などを組んで風除けを作ったり、ゴトクを作ったりすることが紹介されています。
自分も昔はそんなふうに岩をうまく使って焚き火をしていましたが、当然最初の頃はうまく風除けが出来なかったりして、徐々にコツを掴む苦労・楽しさがありましたが、いつからか焚き火台を使うようになってそういったテクニックは不要となってしまいました。
今回発売されたヒコタンでは、地面に近い低さに火床がありつつ、火床はメッシュで燃焼効率を上げつつ、2枚の遮熱板で地面へのダメージを軽減するという工夫がされています。
また、メッシュシートを採用したことで灰の処理も楽になると言ったメリットもあるなど、なかなか考えられた商品でした。
火床は40×40cmのサイズで、35cm程度の薪なら切らずに置けるとのことですが、個人的にはもっと大きい方が使い勝手がいいので将来折りたたみ式でもっと火床が大きいヒコタンXLなんて商品が出ることを願っています。
昔ながらの焚き火を気兼ねなく楽しみたい方、興味のある方はぜひ手にしてみてほしいと思える商品でした。
ちなみに、このような焚き火の楽しみ方をするのにいいなと思っていたのはコールマンのファイアーディスク。
こちらは大きな中華鍋のような形状ですが、この上で色々と焚き火を組むのは良さそうだと思っていました。
が、火床の高さ、フラットな形状、メッシュシートによる燃焼効率などを考えると、ヒコタンの良さが見えてきますね。
ヒコタン詳細
- カラー:ブラック
- DOD STORE価格 (消費税/送料込):13,200円
- サイズ:(約)W40×D40×H7cm
- 収納サイズ:(約)W42×D45×H4cm
- 重量(付属品含む):(約)3.4kg
- 材質
- 焚き火台本体:スチール
- メッシュシート、遮熱板:ステンレス
- 静止耐荷重:10kg
- セット内容:焚き火台本体、メッシュシート、遮熱板×2、キャリーバッグ
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