週末を利用して愛媛県の道後温泉・砥部町・内子町へ行ってきました。
・道後温泉
・とべ動物園
・内子町の町並み
の3つ。
今回は道後温泉について書き留めておきます。
・道後温泉とは
道後温泉といえば「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなったと言われている道後温泉本館がある事でも有名な温泉地。
(写真:道後温泉事務所)
日本最古クラスの温泉で、約3,000年の歴史を持つ源泉と言われています。
道後温泉は温度の違う18本の源泉をブレンドして42度程度の適温にしていて、加温や加水をしていない全国的にも珍しい温泉となっています。
・道後温泉へのアクセス
道後温泉へのアクセスは路面電車、バス、車のいずれかとなりますが、駐車場の空車が見つけにくい(駐車場がなく公共駐車場を利用する旅館もあるそうで、日帰り客+宿泊客で混みやすい)ので、公共交通機関での利用がおすすめです。
今回は松山空港から向かいましたが、空港からのアクセスはリムジンバスが乗り換えなしで到着するので便利です。
バスは概ね飛行機の到着に合わせて出発しますが、詳細はこちらの時刻表をご覧ください。
バスは国内線到着ロビーと国際線到着ロビーの間の1番のりばから出発となります。
事前に自動券売機で乗車券(610円)を購入しますが、基本的にバス料金は後払いなので、駆け込みで乗車しても大丈夫そうです。
バスは予約制ではなく先着順なので注意が必要ですね。
本数は多いので、座れない場合は次の便を待つのがいいかもしれません。
道後温泉のバス停はこちら。
道後温泉本館までは歩いてすぐとなります。
なお、JR松山駅や伊予鉄道松山市駅からは路面電車の道後温泉行で20分~25分程度で到着します。
道後温泉本館
こちらが道後温泉のシンボル「道後温泉本館」。
今回訪れた時は春らしい装飾が施されていました。
道後温泉本館のお風呂は男女それぞれに神の湯と霊(たま)の湯の二ヶ所ずつ、休憩室は2階の大広間の休憩室が2種類と3階の個室休憩室の合わせて3種類になります。
また、道後温泉本館には、皇室専用浴室・又神殿という場所があります。
こちらは当然利用不可ですが、観覧できるようになっています。
又神殿(写真:道後温泉事務所)
又神殿浴室(写真:道後温泉事務所)
入浴コースについて
入浴コースは次4つから選べます。
コース | 大人 | 小人 | 営業時間 | 利用時間 | 利用内容 |
---|---|---|---|---|---|
霊の湯 3階個室 | 1,550円 | 770円 | 午前6時から午後10時まで (札止めは午後8時40分) | 1時間20分 | 入浴と休憩 |
霊の湯 2階席 | 1,250円 | 620円 | 午前6時から午後10時まで (札止めは午後9時) | 1時間 | 入浴と休憩 |
神の湯 2階席 | 840円 | 420円 | 午前6時から午後10時まで (札止めは午後9時) | 1時間 | 入浴と休憩 |
神の湯 階下 | 410円 | 160円 | 午前6時から午後11時まで (札止めは午後10時30分) | 1時間 | 入浴 |
又新殿観覧 | 260円 | 130円 | 午前6時から午後9時30分まで (札止めは午後9時) | 15分程度の案内 | 観覧 |
お風呂は神の湯と霊の湯の2種類あります。
神の湯(写真:道後温泉事務所)
霊の湯(写真:道後温泉事務所)
温泉の効能はどちらも変わりませんが、霊の湯では花崗岩の中でも最高級の石を使用した浴室と、大理石製の壁面により高級感のある浴室となっています。
2階席の休憩所(写真:道後温泉事務所)
浴衣も貸し出してくれるので、湯上がりの火照った体を涼めるのに気持ちいいです。
ぷくおは神の湯階下と神の湯2階席を経験済み。
3階個室は2階席よりさらにゆっくりできておすすめという事なので、今回はそちらに行ってみようと思っていましたが、夕食が長引いて札止めとなってしまい、せっかくなので新しくできた「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」へ行くことに。
なお道後温泉本館は耐震工事の為、2019年1月から7年~9年程度、部分営業を続けながら大規模改修工事が行われます。
道後温泉本館は文化財でもあるため、改修後も今のレトロなデザインや使い込んだ木の雰囲気は残るそうですが、唯一、女性用の霊の湯は取り壊しになるそうなので、こちらを使用してみたい方だけはお早めに。
女性風呂の「霊の湯」(写真:道後温泉事務所)
飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)
(写真:道後温泉事務所)
この飛鳥乃湯泉は、2019年1月から道後温泉本館が耐震補強により部分的に工事が行われる予定となるために平成29年12月26日にグランドオープンしたばかりの新湯。
所在地は、道後温泉本館正面から商店街の中に入り、一つ目の交差点を過ぎた右手側。
昔からある椿の湯の左隣に作られています。
(写真:道後温泉事務所)
聖徳太子の来浴や斉明天皇の行幸の物語や伝説が残る飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋で、屋根の上には道後温泉のシンボルである塔屋と鷺が据えられています。
入浴コースについて
入浴コースは次の4つになります。
コース | 内容 | 料金 | アメニティサービス | 湯茶サービス | 営業時間 | 利用時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
1階浴室 | 1階浴室 入浴のみ | 大人:600円 小人:300円 | 【1階浴室】 ボディソープ / シャンプー / コンディショナー / ドライヤー | なし | 7:00~23:00 (札止22:30) | 90分 |
2階大広間 | 1階浴室入浴 + 2階大広間休憩 | 大人:1250円 小人:620円 | 【1階浴室】 ボディソープ / シャンプー / コンディショナー / ドライヤー 【2階大広間休憩室】 貸浴衣 | お茶・お茶菓子 | 7:00~22:00 (札止21:00) | 90分 |
2階個室 | 1階浴室入浴 + 2階個室休憩 | 大人:1650円 小人:820円 | 【1階浴室】 ボディソープ / シャンプー / コンディショナー / ドライヤー 【2階個室休憩室】 貸浴衣 / 貸タオル | お茶・お茶菓子 | 7:00~22:00 (札止21:00) | 90分 |
2階特別浴室 (家族風呂) | 1階浴室入浴 + 2階特別浴室 | 1組:2000円 + 大人:1650円 小人:820円 | 【1階浴室】 ボディソープ / シャンプー / コンディショナー / ドライヤー 【2階特別浴室】 貸浴衣 / 貸タオル / 貸バスタオル / 貸湯帳 | お茶・お茶菓子 | 7:00~22:00 (札止20:40) | 90分 |
お風呂
飛鳥乃温泉は1階浴室と2階特別浴室(家族風呂)の2種類。
1階浴室は、通常の内風呂に加え、目隠し用の梁と簾が天井を覆っていますが、外の空気を味わえる露天風呂が備わっています。
2階の特別浴室は、道後温泉本館にある皇室専用浴室・又神殿を再現した造りとなっているそうです。
2階大広間(写真:道後温泉事務所)
2階特別浴室(写真:道後温泉事務所)
特別浴室(写真:道後温泉事務所)
入浴してみて
建物内に入り、入って右手の靴箱に靴を入れ(100円返却方式)、左手の受付時に靴箱のカギを預けます。
脱衣所やお風呂は出来たばかりということもありますが、とても清潔感がありました。
大浴場には砥部焼の陶板壁画で道後温泉にまつわる和歌の風景が描かれています。
男湯の壁画には西日本最高峰の石鎚山をモチーフに、女湯の壁画には熟田津(にきたつ)の海という、昔の道後温泉あたりの船着き場から見た瀬戸内海の風景をテーマに表現され、浴槽を取り囲む3面にも陶板壁画が描かれています。
お湯は道後温泉らしい少し熱めのお湯(42℃程度)。
非火山性の温泉なので硫黄臭は無く、滑らかだけどねっとり感は無く、さらりとしたお湯で入りやすい温泉だとぷくおは感じています。
最初こそ少し熱いですが、湯あたりが優しいので長い間浸かっていられました。
また、本館と椿の湯にはないボディシャンプー、シャンプー、リンスとドライヤーが備わっていて、快適なスーパー銭湯のような設備になっていました(値段も他の2つに比べて高いのですが…)
露天風呂(男湯)(写真:道後温泉事務所)
露天風呂は景色こそ望めませんが、媛ひのきのデコラパネルや菊間瓦の行燈により、雄大な山海の世界や万葉集の世界観が表現されています。
とはいうものの、そうした事前情報を仕入れないまま湯船につかったので、単純に素敵な建物、石鎚山の壁画、ちょっとおしゃれな(だけど景色が見えない)露天風呂だなと思いながら入浴していました。
こちらの飛鳥乃温泉WEBサイトでは、他にも様々なこだわりが紹介されていますので、行かれる際は事前にサイトをご覧になってから訪れた方がより楽むことができると思います。
椿の湯
(写真:道後温泉事務所)
道後商店街の中心に位置する公衆浴場になります。
今回は入りませんでしたが、なんか建物が新しくなった?と思ったら2017年12月にリニューアルオープンしていました。
(写真:道後温泉事務所)
こちらも道後温泉本館と同じく源泉かけ流しの湯となっていて、料金は大人400円、小人150円。
営業時間は6:30~23:00。札止めは22:30。利用は1時間以内となっています。
湯上がりには冷たいものを
お風呂の後(もちろん前でも)には冷たいものが食べたくなります。
今回は、道後温泉本館と飛鳥乃温泉・椿の湯の中間にある「えひめ果実倶楽部 みかんの木」でジェラートを食べました。
ぷくおはデコポンの不知火のジェラート。ぷくお妻は塩ミルクを選択。
こちらは、尾道のジェラート専門店「しまなみドルチェ」のジェラートということもあってか、どちらも素材の味が良く出ていておいしかったです。
なお、しまなみドルチェは、瀬戸内と東京都内に数店舗、さらに通販でも購入できるようになっていました。おいしいので機会があったら食べてみてください。
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