旅行になかなか行けないけれど、気になってしまうのがスーツケース。
JALやANAといったフルサービスキャリアでは(日本では)まだ厳密なサイズ・重量チェックはされていませんが、ジェットスターやピーチといったLCC(ローコストキャリア)を利用する場合、機内持ち込み手荷物のサイズや重量制限をクリアしつつ、使い勝手の良いスーツケースを見つけることが求められます。
一昨年、LCCに対応したスーツケースをまとめた上でAmazonでひとつスーツケースを購入した私ですが、最近はアメリカのクラウドファンディングで募集されていたPeakDesign社のスーツケースが気になっていました。
Peak Designが革新を起こす!初のキャリーケース「Roller Pro」登場
そんな中、今度は日本のエースから登場した「PROTECA(プロテカ) エアロフレックス DX2」は、一見普通のスーツケースですが、サイズはもちろん機能や重量を考えるとベストと言える製品に仕上がっていると思いますのでご紹介。
PROTECA エアロフレックス
プロテカとは、スーツケースやビジネスバッグ等を主に製造しているエース株式会社のトラベルブランド。
つい最近は、J5 Collectionというこだわり抜いた高級ラインが話題になりましたが、その裏でさらっと登場したのがこのエアロフレックスDX2。
個人的に刺さったのは機内持ち込みサイズですが、預入サイズとして71Lモデルと100Lモデルも用意されています。
サイズ | 品番 | 容量 (L) | 重量 (kg) | 機内 持込 | 縦 (cm) | 横 (cm) | 奥行 (cm) | 3辺 の和 | キャスター ロック | ベアロン ホイール | 定価 |
S | 01521 | 35 | 2.2 | 〇 | 55 | 36 | 23 | 114 | 〇 | 〇 | 82,500 |
M | 01522 | 71 | 3.2 | × | 68 | 46 | 29 | 143 | 〇 | 〇 | 93,500 |
L | 01523 | 100 | 3.9 | × | 76 | 51 | 31 | 158 | 〇 | 〇 | 99,000 |
※カラーはブラック×グレー、グレー×ホワイト、ブルー×グレーの3色展開

軽量性と耐久性を兼ね備えた独自素材「Xfiber®」

「エアロフレックス DX2」は、エースが独自に開発した素材「Xfiber(クロスファイバー)」を採用しています。
この素材は、ポリプロピレンを特殊な繊維状に加工し、織り上げたシートと樹脂フィルムを積層・圧縮することで、従来の素材よりも軽量化と強靭性の向上を実現。

その結果、容量35Lの機内持ち込みサイズでありながら、わずか2.1kgという驚異的な軽さを実現しています。

キャスターストッパー「マジックストップ」で安全性向上
移動中、特に電車内や傾斜のある場所でスーツケースが勝手に動いてしまうことは避けたいもの。
「エアロフレックス DX2」には、特許取得済みのキャスターストッパー「マジックストップ」が搭載されており、手元のスイッチで後方両輪を固定できます。これにより、不意な走行を防ぎ、安全性が大幅に向上しています。

ちなみに、ストッパーは後方両輪に均等に力が加わるために安全性が高い他、キャスターが摩耗しても変わらず固定できるとのこと。
静音性に優れた「ベアロンホイール」
早朝に出かける時など、ガラガラ音が響くのはちょっと避けたいところ。

「エアロフレックス DX2」は、体感音量を約30%軽減した独自開発の「サイレントキャスター®」が、アスファルトなど音の気になる場所でその威力を発揮します。
また、滑らかな走行を可能にする独自開発の「ベアロンホイール®」を搭載。摩擦抵抗を極限まで抑えた高耐久性クロム鋼ベアリングが、キャスターの回転を補助してくれるとのこと。
LCCの機内持ち込み規定をクリア
LCC各社の機内持ち込み手荷物のサイズ制限は微妙に異なりますが、一般的には「高さ×幅×奥行きの合計が115cm以内」であることが求められます。
この115cm以内だけであれば多くの機内持ち込み用スーツケースが適合するのですが、日本国内でよく利用されるLCCのうち、ジェットスター、スプリングジャパンは各辺56cm×36cm×23cm以内。
JALとANAの座席数100席以上の機体並びに、スカイマーク、スターフライヤー、エアドゥ、ソラシドエアは各辺55cm×40cm×25cm以内と定められています。
「エアロフレックス DX2」の機内持ち込みサイズは55×36×23cmで、合計114cmとなっていて、各辺45cm×35cm×20cm以内と定められているフジドリームエアラインズやJALとANAの座席数100席未満以外であればサイズは気にせず持ち込みできるのが嬉しいところ。
残念なところ

軽量化最優先は理解できたのですが、その代償として仕切りのところのポケットも無くなっています(全サイズ共通)。
個人的にはポケットを多用する方なので、ちょっとやりすぎかなと感じました。
まとめ
エースの「PROTECA エアロフレックス DX2」は、LCC利用時の機内持ち込みに最適なスーツケースとして、軽量性、耐久性、安全性、静音性を高いレベルで兼ね備えています。
値段的にはちょっと高めですが、プロテカのスーツケースは高品質さの証明として、3年間無制限の無償製品保証「プロテカ プレミアムケア」を備えます。〈航空会社による破損〉も保証対象内とする手厚い保証内容です。プレミアムケア終了後も、7年間の製品保証が付く合計10年間の製品保証ということなので、値段に見合った品質を備えていると思います。
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