長らく噂されていたNIKONのミラーレス一眼カメラがついに発表されました。
ここ数日で噂されていた通り、発表されたのは2機種。
また、新型のZマウント用に3つのレンズが同時発表されました。
それぞれの主なスペックは次の通りとなります。
Z6
- 画素数:2450万画素
- 常用感度:100〜51200
- AF:測距点273点、高精度ハイブリッドAF
- AF検出範囲:-2〜19EV(ローライトAF時:-4〜19EV)
- 連写:11コマ/秒(AF・AE追従時約5.5コマ/秒)
- EVF:有機EL369万ドットパネル(倍率0.8倍)
- モニター:3.2インチ、約210万ドットタッチパネル
- 手ブレ補正:5軸、約5.0段分
- 動画:フルHD 120p, 4K UHD 30p
- N-LOG profile (4: 2: 2 10-bit HDMI出力)
- バッテリー:EN-EL15b battery
- 電池寿命:撮影可能枚数 ファインダーのみ使用時:約330コマ、画像モニターのみ使用時:約400コマ(CIPA規格準拠)
動画撮影可能時間 約85分(CIPA規格準拠) - Wi-Fi、Bluetooth
- 防塵防滴のボディ
- メモリーカード:XQD
- サイズ(幅×高さ×奥行き):約134×100.5×67.5mm
- 重量:約675g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)、約585g(本体のみ)
- 発売時期:2018年11月下旬予定
Z7
- 画素数:4575万画素
- 常用感度:64〜25600
- AF:測距点493点、高精度ハイブリッドAF
- AF検出範囲:-1〜19EV(ローライトAF時:-4〜19EV)
- 連写:9コマ/秒(AF・AE追従時約5.5コマ/秒)
- EVF:有機EL369万ドットパネル(倍率0.8倍)
- モニター:3.2インチ、約210万ドットタッチパネル
- 手ブレ補正:5軸、約5.0段分
- 動画はフルHD 120p, 4K UHD 30p
- N-LOG profile (4: 2: 2 10-bit HDMI出力)
- バッテリー:EN-EL15b
- 電池寿命:撮影可能枚数 ファインダーのみ使用時:約310コマ、画像モニターのみ使用時:約380コマ(CIPA規格準拠)
動画撮影可能時間 約85分(CIPA規格準拠) - Wi-Fi、Bluetooth
- 防塵防滴のボディ
- サイズ(幅×高さ×奥行き):約134×100.5×67.5mm
- 重量:675g(バッテリー、メモリーカード含む)
- 発売時期:2018年9月下旬予定
また、今回発表されたミラーレス一眼に採用されたマウントは、直径55mmという大径であり、長い間小径で苦しんでいたのを払拭する大きさになっています。
※CANONのEFマウントは54mm。SONYのEマウントは46mm。
※マウント径が大きい方が大口径レンズや広角レンズの設計が行いやすい。デメリットは、本体のサイズが小さくしにくい、レンズが寸胴になりがちなど。
カメラで大事なレンズは
- NIKKOR Z 24-70mm f/4S(希望小売価格147,420円(税込))
- NIKKOR Z 50mm f/1.8 S(希望小売価格90,180円(税込))
- NIKKOR Z 35mm f/1.8 S(希望小売価格123,120円(税込))
の3本が発表されたほか、2019年には解放F値が0.95という驚異的な明るさを持つNIKKOR Z 58mm f/0.95 Noctが登場する予定である他、以下の通り他のレンズもリリースされる予定になつています。
Zレンズロードマップ
NIKKOR Z 58mm f/0.95 Noct
※せっかくピントを追い込めるミラーレス一眼なのにMFレンズというのが残念。
また、現在まで使われていたレンズを使用するためのマウントアダプターも発表され、今までに登場したほとんどのニコン用レンズが使用可能になります。
今回発表された2機種は完全にSONYのα7Ⅲと、α7RⅢに対抗する機種構成になっていますね。
α7よりも良いなと思うのは
- 防塵防滴(SONYは防塵防滴に配慮。と少し曖昧で不安)
- EVFが両機とも360万ドット
- レンズマウント径が大きい
といったあたりでしょうか。
反対に、ちょっと…と思うのは
- 高価(本体予想価格がZ7が税込44万円、Z6が税込27万円。さらにレンズも高品質レンズのみ)
- マウント規格が非公開
- バッテリーの撮影可能枚数が少ない
特にマウント規格が非公開なのは、Eマウントやマイクロフォーサーズが異例ではありますが、サードパーティ製レンズにAFや補正など制約が出てくる可能性が高く、高価なレンズしかラインナップされないのではレンズを揃えるのに金銭面で苦労しそうです。
とりあえず9月下旬以降の発売、そして今後のCANONの動向が楽しみですね。
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