旅費を抑えるのに効果的なLCC。ぷくおの場合、行きは定時運行率の良いFSC（フルサービスキャリア。ANAとかJAL）。帰りは帰るだけなので費用を抑えてLCCといったパターンが多め。
LCCでは最低限のプランをベースに、指定席料金や預け荷物代金、機内持込手荷物の重さ緩和といったオプションを組み合わせて、自分に最適なプランを作っていくのですが、ネックなのが機内持込手荷物のサイズと重量制限。
日本国内線における各社の機内持込手荷物サイズ・個数・重量
改めて機内持込手荷物サイズについて調べてみたのが次の一覧（2023年6月調べ）。
| 航空会社 | 重量・個数 | サイズ |
|---|---|---|
| 日本航空 （JAL） | ・身の回り品＋手荷物の合計2個まで ・総重量10kg以内 | ・飛行機の座席数100席以上：3辺の合計が115cm以内（55cm×40cm×25cm以内） ・飛行機の座席数100席未満：3辺の合計が100cm以内（45cm×35cm×20cm以内） |
| 全日本空輸 （ANA） | ・身の回り品＋手荷物の合計2個まで ・総重量が10kg以内 | ・飛行機の座席数100席以上：3辺の合計が115cm以内（55cm×40cm×25cm以内） ・飛行機の座席数100席未満：3辺の合計が100cm以内（45cm×35cm×20cm以内） |
| スカイマーク | ・身の回り品＋手荷物の合計2個まで ・総重量が10kg以内 | 3辺合計が115cm以内 （55cm×40cm×25cm以内） |
| ジェットスター | ・身の回り品＋手荷物の合計2個まで ・総重量7kg以内 ※：一部運賃は総重量14kg（荷物1個あたりは10kg以内） | キャリーケースなど：56cm×36cm×23cm以内 スーツカバーなど：114cm×60cm×11cm以内 |
| ピーチ | ・身の回り品＋手荷物の合計2個まで ・総重量7kg以内 | 3辺の合計が115cm以内 |
| 春秋航空 | ・身の回り品＋手荷物の合計2個まで ・総重量が7kg以内 | 3辺の合計が115cm以内 （56cmx36cmx23cm以内） |
改めて確認するとわかる通り、LCCであろうがFSCであろうが３辺の合計は115cm以内となっています。普段FSCでは指摘されることはないと思いますが、仮に手荷物でさっと乗り降りしようと思っていたところ、指摘されて預け荷物にされても文句は言えないわけですね。
また、機内持込用スーツケースを買う上で難しいのがジェットスターと春秋航空が規定している「56cm×36cm×23cm以内」というサイズと、FSCでも規定されている長辺が55cmという制限を満たすこと。
本当は颯爽とリモワのアルミスーツケースを引いて搭乗したかったものの、これら規定に当てはまるサイズのものは売られておらず断念。ここから先は上記サイズになるべく合致しつつ、持っていて格好いいスーツケースを紹介したいと思います。
▲スーツケースといったらRIMOWA。の昔ながらのデザインである「クラシック」のキャビンS。ですがサイズは55x40x20cm・33L・4.2kgで、LCCでは機内持込できず…
購入候補
TUMI インターナショナル・キャリーオン 19 DEGREE ALUMINIUM
TUMIから販売されている航空機規格のアルミニウム素材を使用したスーツケース。アルミニウムスーツケースで、強度アップのためのリブが軒並みリモワを模したように見えるスーツケースが多い中、こちらはデザイン性が高い一品。
スーツケース内にはハンガーフックを装備しているので衣類の収納もしやすいのだとか（ハンガーは付属せず）。カラーは写真のシルバーのほか、マットブラック、ダークデニムの計3種類から選べます。
サイズは長辺が56cmとなっているのが惜しい！のですが、一番うるさいLCCであれば逆にセーフなので筆頭に挙げてみました。ネックはサイズ制限いっぱいのスーツケースなのに容量が31L止まりであるところと、5kg超の重量。そして価格でしょうかね。
スペック
- サイズ：56cm × 35.5cm × 23cm
- 重量：5.144kg
- 容量：31L
- 素材：アルミニウム
- 製品保証：５年間
- 内装
- ラゲージのカスタマイズ用ヴィンテージ風ステッカー
- ファスナー付きメッシュポケット×2
- タイダウンストラップ
- カードポケット
- 外装
- TSAロック×2
- 軽量かつ強靭な航空機規格のアルミニウムを使用した特許取得のX-Brace 45 テレスコープ・ハンドルシステム
- トップとサイドのレザーをあしらったキャリーハンドル
- 360度方向へスムースな走行を可能にする埋め込み式の4輪デュアル・スピニング・ホイール
- 価格：176,000円(税込)
ZERO HALLIBURTON International Carry-On Case
続いて登場はゼロハリバートン。ゼロハリらしいシンプルだけど高品質なスーツケースは、ブラッシュ加工された高級感漂うアルミニウムシェル、強度をより高めたエッジデザイン “ ZH Concave edging* ”、優れた耐久性能を誇る”ZH Chassis”（ZH シャシー）など、ゼロハリバートンの〈 開拓者精神 〉により生み出されたイノベーティブなデザインと新機能から成り立っています。
※Zh Concave Edging: 外部からの衝撃がかかりやすい側面をくぼませ、特に負荷のかかるコーナー部にはさらに強度を高めるＹ字のコーナーキャップをかぶせた独自のデザイン。傷や汚れが目立ちづらいよう、アルミニウムのシェルにはゼロハリバートン独自のつや消し加工を施しています。
※Zh Chassis: 新たに開発された車台（Chassis/シャシー）部分には、強度が高く傷のつきにくいポリアミド素材を採用。キャスターの耐衝撃性が高まりました。また、ケースの底部にハンドルグリップを装備し、高さのある荷台や車のトランクから荷物を出し入れする動作を手助けします。
芸術性と実用性を両立させた、ゼロハリバートン史上最も先進的なアルミコレクションで、カラーはブラック、シルバー、ブロンズの3種類。
スペック
- サイズ：55cm × 36cm × 23cm
- 重量：5.3kg
- 容量：32L
- 素材：アルミニウム
- 価格：146,300円(税込)
Samsonite アイレア スピナー55 エキスパンダブル
前出の２モデルと比べてソフトケースになったことで大幅な価格低下・重量低下を果たしつつ、容量アップとなっているサムソナイトのアイレア スピナー55 エキスパンダブル。
ナイロン素材でできたソフトケースではありますが、品質の良さそうなナイロン素材と、ガンメタのパーツを組み合わせることでミニマルながらも高級感を漂わせています。
内装には、本体とフタ側に荷崩れを防止する伸縮性のあるクロスストラップが付属。フタ側にはファスナー付きディバイダーと、ポケットも装備。また、凹凸のある道でも安定した走行性を実現するダブルホイールは、スーツケース本体の容量を確保できるように取り付け位置を考慮した設計となっているほか、プライバシーに配慮した格納式IDタグや、スーツケースを機内のコンパートメントに収納する際にサポートするグリップが底部とサイドに付属。
スペック
- サイズ：55cm × 35cm × 22/25cm
- 重量：約1.８kg
- 容量：38L / 43.5L
- 素材：ナイロン
- 製品保証：条件付き3年間
- 価格：49,500円(税込)
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