シグマからシンプルで美しいフルサイズミラーレスカメラが登場!

ほんのちょっとだけ期待していたFOVEONセンサーのカメラではなかったけれど、それでも火のないところに煙は立たない。の諺通り、シグマ社からフルサイズミラーレスカメラ「BF」が発表されました。

日本のカメラとは思えないシンプルなデザインは、外装だけでなくユーザーインターフェイスまで及んでいるとのこと。さっそく中身を見ていきたいと思います。

SIGMA BF

シンプルさに宿る美しさ

「SIGMA BF」が目指すのは、不要な装飾を徹底的に排除し、写真そのものの魅力にフォーカスすること。

従来の複雑な操作系統を一新し、直感的に使えるインターフェースを採用。

これにより、撮影という行為に没頭できる環境が実現しています。まるでカメラと一体化したかのような感覚を体験できるということで、ぜひ試してみたいところです。

撮影体験を変える革新的設計

SIGMA BFは、ライブビュー画面に必要な情報だけを表示し、無駄な操作を省く設計が魅力的。

さらに、今までのカメラのような絞り優先とかシャッタースピード優先といったモードは存在せず、5つの主要な要素としてシャッタースピード、絞り値、ISO感度、露出補正、カラーモードをシャッターボタンを押すことで呼び出すことができ、さらにそれぞれをオートモードに設定することで、これまでのモード変更と同じような設定も行えるとのこと。

また、背面のボタンとダイヤルは感圧式のハプティックボタン・ダイヤルを採用。

「ハプティック」と書かれているので、おそらくiPhoneの画面を押し込んだ時やMacBookのトラックパッドのボタンを押した時のように、少し振動することでまるでボタンを押し込んだかのような感触が実現できていると思われます。

また、ボディはアルミニウムインゴットから削り出されたユニボディ構造を採用。なんと、1台を削り出すのに7時間以上かかるということで、かなり手間暇がかかっていますが、きっと手にすると凄い剛性感が味わえるのではないでしょうか。

洗練されたデザインは、時間が経っても色あせない不朽のフォルムを実現しています。とにかく、撮影において操作性やホールド感など細部にまでこだわった点が特に印象的です。

ここがすごい!主なポイント

  • 直感的なユーザーインターフェース

    撮影に必要な5つの基本設定(シャッタースピード、絞り値、ISO感度、露出補正、カラーモード)を指先ひとつで瞬時にアクセスできる設計。

  • クリアなライブビュー&ステータスモニター

    必要な情報だけを表示する高解像度ライブビューは、余計な気を散らさず撮影に集中できます。

  • 革新的なハプティックフィードバック

    感圧式ボタンとダイヤルにより、摩耗を気にせず正確で快適な操作感を実現。

  • ユニボディ構造

    金属製ボディならではの重量感と、あらゆるレンズとの調和が魅力。

  • 内蔵ストレージ搭載

    約230GBの内蔵メモリーにより、最高画質設定でJPEG画像なら14,000枚以上、非圧縮RAW画像なら4,300枚以上、動画なら2.5時間以上という、長時間の撮影や大量のデータ保存も安心。

製品スペック(抜粋)

  • 製品名:SIGMA BF
  • 型式:レンズ交換式デジタルカメラ
  • マウント形式:Lマウント
  • 撮像素子:35mmフルサイズ(35.9mm×23.9mm)裏面照射型CMOSセンサー
  • カメラ有効画素数/総画素数:約2460万画素/約2530万画素
  • 内蔵ストレージ:約230GB(内蔵メモリー、USBストレージもバックアップ対応)
  • 動画撮影:最大6K撮影、HEVCエンコーディング、L-Log対応、最大120fpsのフレームレート
  • ISO感度
    • ベース感度
      • 静止画撮影:ISO 320
      • 動画撮影:MOV: ISO 320, Log撮影時: ISO 1250
    • 設定可能範囲:ISO 100-102400/拡張感度ISO 6, 12, 25, 50
  • 外径寸法(幅×高さ×奥行):約130.1×72.8×36.8mm
  • 質量:約446g(バッテリーを含む)、約388g(本体のみ)
  • その他特徴:直感的操作、ハプティックフィードバック、ユニボディ構造、豊富なカラーモード、進化したAFシステム、防塵防滴に配慮した構造
  • 価格:385,000円
  • 発売予定時期:2025年4月

まとめ

今回の「SIGMA BF」は、撮影の本質に迫るために全ての要素を見直した革新的なカメラです。シンプルさと洗練された操作性が、普段の撮影をより楽しく、よりクリエイティブなものに変えてくれること間違いなし。

個人的には、この内容で45mm、F2以上の明るさのレンズを備えたレンズ一体型のカメラが、50万円程度で出てくれたらかなり買い!でした(何せライカのQ3 43が100万円以上なので…)。

反面、気になるのが画素数が2,400万画素ということと、画像のWi-Fi転送に関する文言が書かれていなこと。

スムーズなiPhone/Androidへの転送ができる仕組みと、せめて3,600万画素の性能があれば良かったと思いました。

また、今回のSIGMA BFはブラックとシルバーの2色で登場しますが、今まで出ていたものも含め、交換レンズの「Iシリーズ」にシルバーカラーも追加されました。

さらに気になるFOVEONセンサーの近況ですが、発表会では「35mmフルサイズのFoveonセンサーについては、引き続き開発プロジェクトが進行中」という発言があったとのこと。

今後のシグマ社の進展にますます注目ですね。

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