羽田空港は日本最大の空港ということもあって、ターミナルも大きい。保安検査場を抜けた先には端から端まで約800mの搭乗エリア。
主要空港行きのフライトは保安検査場付近の搭乗口に配されているものの、下手すると約400m、ひたすら歩くか動く歩道を利用して向かう必要があります。
そんな中、JALは7月1日、パーソナルモビリティを手掛けるWHILLと、日本空港ビルデングと共同で、羽田空港で自動運転車椅子を活用したサービスを開始しました。
自動運転車いす(自動運転パーソナルモビリティ)サービス
世界で初めてとなる自動運転車いす(自動運転パーソナルモビリティ)サービスの肝となる自動運転車いす自体は6月8日に導入されているものの、今回はJALが進めているチェックインカウンターから搭乗ゲートに至るまでのスムーズで快適な空港「JAL SMART AIRPORT」の新たなサービスモデルと連携されることとなりました。
従来の車いすと違い、自動運転で人の手を借りずに保安検査場を過ぎた先の移動が可能となるというもので、空港における自動運転車いすの導入は世界初だそう。
当面は保安検査場Bを通過した先に設けられた自動車いす待機場所(WHILL Station)から3〜7番搭乗口(中国・四国・九州・沖縄方面)までがサービス提供エリア。
利用する際は自動車いすに乗って、肘掛の先に付いているディスプレイから行きたい搭乗口を選ぶだけ。なお、手荷物は座席背後にあるトランク部分に置くことができます。
乗ること数分(最大でも5分程度で到着するらしいです)で搭乗口に到着し、利用者が降りると車いすは自動でWHILL Stationに戻るそう。
対象者は対象搭乗口を利用のすべてのお客様。ということで、足腰に不安や痛みがあるけどスタッフに車いすをお願いするのは気が引ける。なんてときには重宝しそうです。
しばらく飛行機を利用する予定はありませんが、ぜひ一度体験してみたいと思いました。
【自動運転車いすサービスの概要】
- 提供開始日:2020年7月1日(水)
- 場所:羽田空港国内線第1ターミナル南ウイング
保安検査場B通過後に設けられた待機場所(WHILL Station)から3~7番搭乗口まで
※対象搭乗口は順次拡大予定 - 内容:待機場所からご搭乗便の搭乗口まで、自動運転車いすにてご案内
※ご利用終了後は自動運転により待機場所まで返却 - 対象者: 対象搭乗口をご利用のすべてのお客さま
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