ホームシアタープロジェクター比較のためAVACへ行ったら余計に迷う結果に

ソニーとエプソンのプロジェクターで迷っているぷくお。先日仕事帰りにヨドバシカメラのプロジェクターコーナーを覗いたものの、遮光がほとんどされていない上に、目当てのプロジェクターは置いておらず、エプソンの下位機種が置かれているのみで残念な結果でした。

そんな条件でも思ったよりエプソンの画がきれいだったのは確認できましたが、やはりしっかりとした比較がしたい。

そんなわけで、新宿にあるAVAC本店へ行ってきました。

AVAC新宿本店へ

via : AVAC

購入を検討している中のエプソンTW8400と、ソニー機の新型機種であるVLP-VW575、同275が、しっかりとした暗室の中に据えられています。

最初に、TW8400とVW575を同じスクリーンで切り替えて見せてもらうことに。

ちなみにスクリーンは100インチのホワイトマット系。スクリーンゲインは確か0.9と言っていました。

via : AVAC

まず見せてもらったのがTW8400。擬似4Kパネルとはいえ、もうこれで充分じゃない！と思える映像。

動画は何かの映画の、昼の草原のシーンと、夜のジャングルで様々な明かりが出るシーン。

草原のシーンでは手前の草とメインの俳優、そして遠方の森や空に充分立体感があります。夜のシーンでは、確かに多少の黒浮きを感じるものの、炎の眩しさなども感じられていいじゃない！と思える映像でした。

続いて配線を切り替えてVW575にチェンジ。

まずは草原のシーンから。TW8400でも充分と思っていましたが、同じシネマモードで色の濃さなどはデフォルトなのに色の乗りが違う感じ。精細感は、言われれば違うようにも思えますが、正直動画ではそれほどの違いを感じられませんでした(字幕やメニュー画面などでは滑らかさに違いが発生)。

続いて夜のシーン。こちらは明らかに黒の締まりが変わって、有機ELテレビの映像が巨大化したような綺麗さ。

また、地力のコントラストが違うためか、より同一場面内の明暗の差が出ていて、炎の眩しさがより出ているように感じます。

映像の感想を一言でいうと、立体感の差に機種の差が表れていると感じます。エプソンでも立体感は感じるものの何となくTV的な立体感で、ソニーの方がより飛び出してくるような迫力。

これは、ソニーらしいコントラストのはっきりした画作りと、それに負けないパネルの性能から来ていると思いました。なので、エプソン機でコントラストや色の濃さを調整した際にどこまで迫れるかは興味があります。

趣味の世界。突き詰めれば限界は無いのですが、自分の中の閾値をどこにするか非常に悩みますね。

続いてお願いしたのが、左右のスクリーンを使っての、TW8400とVW275の同時比較視聴。

先程と同じ映像では、草原のシーンではこちらもソニーの方が色乗りが良く、かつ雲などのハイライト部分に粘りがあって立体感を感じます。逆に精細感は比較視聴でもそれほどの差は感じません。

続いて夜のシーン。エプソンでも充分なのは間違い無いのでしょうが、やはり明暗が同居するシーンではソニーの方に部があります。が、275と575ではかなりの差があるように感じ、先程感じた超大型の有機EL画面！までの感動は感じられませんでした。

さらに、JVCが作った8Kカメラによるデモ映像を見せてもらいます。すると、色乗りはもちろん、映画の4K映像よりもより精細感に違いがあってリアル4Kパネルの凄みを感じることに。

こちらの映像はVW575でも見せてもらいましたが、もう目の前に実際かそれ以上にきれいな景色が広がっているようで堪りません。

他の映画も含め、たっぷり1時間も視聴させていただいたぷくお。

先ほども記載した通り、上を見ればキリがないのでどこで線引きするかが悩ましいです。

とはいえ、スクリーンに投射するプロジェクターでは周りの環境に大きく左右されるのも事実。まずは一度家に帰って夜間のリビングがどこまで暗くできるのか、再確認する必要がありますね。

視聴後は値段差もあるのでエプソン機で良いかなと思いましたが、リビングの暗さ次第ではより今後のチューンで追い込める楽しみのあるソニー機にするのもありじゃないかなと思うように…

どちらにしても、にこにこ家庭内ローンをお願いすることになるでしょうし(笑)

それにしても、最新機種と良い環境で観るプロジェクターの画面は凄すぎました。大型TVの価格低下が激しいですが、ぜひ一度は足を運んで体感してみてほしいと思えるそんなAVAC本店での体験でした。

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