2019年は日本とフィンランドが外交関係樹立100周年の年。それを記念して、アルテックが「FIN / JPN フレンドシップコレクション」を発売することが昨秋アナウンスされていました。
Artekから日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念して、アルテックから「FIN / JPN フレンドシップ コレクション」が発表
既に発売されている「Stool 60 “Ystävä” / スツール 60 ウスタヴァ」に続いて、テキスタイル「Kirsikankukka / キルシカンクッカ」の発売が4月より開始されました。
Kirsikankukka
1933年頃、アアルト夫妻はフィンランド公使の市河箱太郎、かよ子夫妻と出会い、夫人から桜の花をモチーフにした絹のスカーフが贈られたそう。
アイノ・アアルトは、その時の喜びと日本のテキスタイルデザインへの敬意から、桜の花をモチーフとしたキルシカンクッカ(フィンランド語で桜の花)をデザインしたそうです。
今回、80年以上の時を経てキルシカンクッカが復刻販売されることになりました。とはいえ単に80年前の布を復刻したと言うだけでなく、染色は京都で手捺染(てなっせん:絹紗で裏打ちした型紙を使い、板張りした生地に竹べらで染料をなでつけるように染めていく技法。友禅染が手捺染の代表として有名)という技法で行われていて、外交関係樹立100周年を祝うにふさわしいテキスタイルとなっています。
アルテックから販売されるのはネイビー色なのですが、スコープさんではまたも別注を行い、ベージュとピンクが今後発売されるそうです。
スコープさんでは生地幅114cmと一般的なインテリアファブリックの150〜160cmより狭いこと、汚れが目立ちにくいネイビーということからテーブルクロスにも向いていると紹介されています。
ぷくお的にはネイビーと、今後出る別注色を両方買って男女用の着物を作ったら素敵だろうなと思いました。検索してみたところ、自分好みの布地から着物を作るサービスもあるようなので、ちょっと検討してみたいと思います。
商品スペック
- 材質:コットン100%
- 寸法:コットン生地・・・巾114cm(ミミ含む) 柄の見え方
風呂敷 小・・・50×50cm
風呂敷 大:90×90cm - 生産:Made in Japan
- 備考:ドライクリーニング可、タンブル乾燥および漂白不可
- 価格:コットン生地・・・1mあたり5,500円(税別)
風呂敷(小)・・・2,800円(税別)
風呂敷(大)・・・4,800円(税別)
着物の仕立て
参考までに、19,500円(税込)で布地を着物に仕立ててくれる「ふだんきものハイムラヤ」さんに記載されている必要な布地の量は次の通りとなっています。
5万円前後で手捺染の着物が仕立てられるのなら結構ありだなと思ったぷくおでした。
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