犬の歯石除去と皮下腫瘤摘出手術を行ってきました

我が家の愛犬アルト。

先日、病院の定期検診で指摘されたのが尻尾の付け根に出来た皮下腫瘤(しゅりゅう)。

どんなものかというと、体を触ったときに皮膚の下に押しつぶしたグミのような腫れ物が出来ていて、人の腫瘍と同じように良性・悪性のものがあるそうです。

細胞診断の結果、アルトに出来ていたのは良性のものだったのですが、大きくなって破れてしまうと激痛らしいということと、除去手術で全身麻酔を行うのであれば同時に歯石除去も行ってもらいたいと考え、今回の手術に踏み切りました。

皮下腫瘤摘出

写真に撮ってみたのですが、毛が多すぎてもはや何が何だか分からないですね(笑)

一応、写真中央にグミを押しつぶしたような、しこりが出来ています。

手術は朝9時半に病院に預けて、全身麻酔下での手術を行い、夕方16時頃退院という流れでした。

こちらが手術後の患部。手術のため未周囲の毛が刈り取られ、縫合された患部の上に透明のテープが貼られています。

先生によると、テープは1〜2日貼られていれば良いらしく、2週間後に再診とのこと。ちなみに痛み止めが切れた後は何も薬は飲まないらしく、それだけが痛そうで不安です(この記事を記載しているのは病院で再開後約6時間が経過していますが、今のところあまり気にする様子はない≒痛みはまだ出ていなそう)。

また、患部を舐めたりしないように頭にくくりつけるエリザベスカラーをついに装着しましたが、非常に不愉快そうでした。

ちょっと痛々しくて可哀想ですが、しこりが大きくなってからの手術だと傷跡が目立ちそうだし、万一破裂したときのことを考えると、現段階で手術して正解だったのかなと今は思っています。

歯石除去

歯磨きをやってるつもりでも、4歳に近づいた頃となってはかなり歯石が溜まってしまいました。

ぷくお妻は無麻酔による歯石除去を望んでいたのでぷくおも無麻酔の方が体への負担が少ないのかな?と考えていたのですが、調べてみると一概にそうともいえないことが判明。

ぷくおが麻酔による歯石除去を選んだ理由

  • 歯石はスケーラーと呼ばれる器具で歯から剥がしますが、その後歯の表面を磨く作業(ポリッシング)を行わないと細かい凸凹が残った状態で、より歯石が溜まってしまう。
  • ポリッシング時は摩擦熱が発生するため、水をかけて冷ましながら行う必要があるが、無麻酔ではそれが出来ない。
  • 歯の見えている部分だけなら無麻酔でも歯石が取れるが、歯周ポケットに付着した歯石は麻酔をかけないと取れない。
  • 無麻酔で犬の意識がはっきりしている中、歯石取りでガリガリやられるとその後歯磨きが嫌になるという意見がある。

というわけで、劇的ビフォーアフターになります。

施術前

犬歯は根元のあたりに歯石が付着していますね。

奥歯は結構悲惨。それなりに磨いていたつもりですが、しっかり歯石がつき始めています。なお、舌の上にある紫の線はおもちゃを破壊したときに発生した糸です。

こちらは前歯(下)の裏側。どうしても溝の中に汚れが溜まってしまいました。

施術後

犬歯もすっかりきれいになり、白く輝いています。

奥歯もごらんのように綺麗な状態へ。ただ、大きな臼歯は一部が欠けているため、表面のエナメル質が無くなっており、茶色いのは仕方ないと言われました(おそらく堅いおもちゃをガリガリやっている際に欠けてしまった)。

気になっていた前歯の裏側も白さが戻っています。

今回行った歯石除去ですが、先生の診断書は次の通りでした。

  • 歯石のグレード:1
  • 歯石の程度:軽度
  • 口臭:ほぼなし
  • 歯肉の赤み:なし
  • 処置中の歯肉の出血:ほぼなし(※無しという項目はない)
  • 歯周ポケット:ほぼなし(※無しという項目はない)
  • 歯肉後退:ほぼなし(※無しという項目はない)
  • 残っている歯の数:上顎20本、下顎21本、計41本
    ※歯が生え替わった後、堅いおもちゃで一本抜けた
  • 抜歯:0本

手術で寂しかったのか、帰宅後はいつも以上に甘えん坊になったアルトでした。

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