中国のITブランド「Xiaomi(シャオミ)」は今やEVまで販売するほどに成長しましたが、その日本法人であるシャオミジャパンが昨日(10月10日)、日本における新製品発表会を実施しました。
発表会はYoutube等でライブ中継されていたのですが、最初に登場したスマホのXiaomi 14T Proの進行が思ったよりアットホームというか、スマートさに欠けていて、スマホの値段が発表されたあたりで閉じてしまっていたのですが、、、その後に発表されたその他製品の価格が驚異的だったのでご紹介。
ちなみにスマホは、14T Proがまず11月下旬からソフトバンク独占、その後SIMフリーモデルが10万9800円(256GBモデル)。14Tは12月中旬以降にauとUQ mobileかで独占販売。価格は通信会社モデルはともに後日発表となっていますが、両機種とも中華製スマホという不安を除けばカメラの画質も良さそうでいい感じにまとまっていると思いました。
登場した製品と価格一覧
そして、発表会でスマホ以外に発表された製品は次のとおり。
- GPS搭載エントリースマートウォッチ Remi Watch 5 Lite:6,480円
- 18日間長持ちバッテリースマートウォッチ Redmi Watch 5 Active:3,980円
- 完全ワイヤレスイヤホン Xiaomi Buds 5:11,480円
- スマートバンド Xiaomi Smart Band 9:5,480円
- 100インチ液晶テレビ Xiaomi TV Max 100 2025:
299,800円→期間限定で11,000円オフの288,800円 - ロボット掃除機 X20 Pro:
69,800円→期間限定で5,000円オフの64,800円 - ハイエンドロボット掃除機 X20 Max:
74,800円→期間限定で5,000円オフの69,800円 - スマート空気清浄機:9,580円
- 33w出力の2万mahバッテリー Xiaomi 33w Power Bank 20000mah:3,080円
- Type-Cハブ Xiaomi 5-in-1 Type-C ハブ:3,380円
気になった製品
Xiaomi TV Max 100 2025
個人的には100インチというプロジェクターの範囲と思える大きなサイズを実現したにもかかわらず、30万円を切ったXiaomi TV Max 100が一番気になります。
しかも、単に大きくて安いだけではなく、最新の技術で3原色の純度が高くなる量子ドットディスプレイを搭載し、映画の色域であるDCI-P3を94%カバー。また、映画の表現を忠実に再現するFilmmaker Modeといったモードも搭載。
さらに、ゲームなどもスムーズに楽しめるようHDMI 2.1を搭載し、可変リフレッシュレートは144Hzまで対応。レイテンシーは4msでAMDのFreeSyncも搭載。
音響面では2機のツィーターと2機のフルレンジからなる4つのドライバーを搭載し、Dolby Atmos®にも対応(Dolby Vision®やHDR10+にも対応)。
もちろんGoogle TVを搭載し、GoogleアシスタントやMiracast、さらにApple AirPlayなどにも対応するなど安いだけじゃないのがすごい。
問題は、幅2229mm、高さ1344mm(台座含む)という大きさを入れられる部屋を持つ家庭がどれだけあるか。そして、電源を落としている時の黒いディスプレイに耐えられるかというのが問題ですが、かなりのインパクトを持つ製品だと思います。
Redmi Watch 5 Lite
こちらはGPSを搭載したエントリースマートウォッチ。
エントリーモデルということですが、1.96インチの有機ELディスプレイ、日本のGPS補助衛星である「みちびき」の信号にも対応したGPSを持ち、血中酸素センサー付き心拍センサー、水深50mで10分間の防水性能を保つ5気圧防水、そして何より標準モードで18日間も持つバッテリー(※ヘビーユースモードでは12日間、常時画面表示モードで7日間)を持ちながら、6,480円というのは驚き。
Apple Watchにある睡眠計測や無呼吸症候群検知、交通事故等の自動SOS、心電図といった機能は搭載していませんが、バッテリーの持ちも良いので、これで十分では?という気もしてしまいます。
Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh(ケーブル内蔵)
旅行や災害に遭遇した時でも安心感のある大容量20000mAhの容量を持つバッテリー。
ケーブルが交換不能、そして重量が不記載というのが少しだけネックですが、内蔵電源ケーブル以外にいもUSB Type-AとType-Cのポートをそれぞれ1基備えているのでケーブルが破損したら通常のバッテリーのように使用すればいいだけの話。
出力は製品名の通り33Wで、9層の安全保護機能(温度、短絡、リセット、入力過電圧、入力過電流、過電流短絡、出力過電圧、出力過電流、過給電及び過放電)を備えていて、価格は3,080円。
ちなみに、同様の製品で他社価格を見てみると、AnkerのPower Bank 20000mAh 30Wは5,990円、CIOのSMARTCOBY Pro SLIM CABLEは10000mAhで5,980円、SMARTCOBY Pro CABLE Cは6,578円で、それらの半額と考えるといかに安いかが分かりますね。
中国はIT関係で多くの会社が切磋琢磨していることも関係するのでしょうが、何か裏があるんじゃないかと思えるほどの価格設定で、他社は真っ向から戦うのは難しそうですね。
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