まさか先にミニ・カントリーマン(旧名クロスオーバー)が先に発売されることになるとは思わなかった

日本のBMWを統括するビー・エム・ダブリューは本日(2023年11月21日)に「MINI クロスオーバー」をフルモデルチェンジした新型「MINI カントリーマン」の予約注文受付を開始することを発表しました。

まず、先日本国で発表されたMINIの新型となるクーパーとカントリーマンのうち、SUVのカントリーマンが先に日本でのプレオーダーを開始されたことにびっくり。

さらに、従来までは登録商標の関係でクロスオーバーと名付けられていた名称が、今回から海外同様カントリーマンとなったことにびっくり。どうやらもともと日本でカントリーマンの商標を持っていた会社から譲渡されたのだそう。

とはいえ、もうMINIのSUV=クロスオーバーという認識ていたので、なんとなく違和感も感じてしまいますね。そんな感想はさておき、発表されたグレード構成、デザイン、価格は次のとおりとなっています。

MINI COUNTRYMAN

モデル・価格

日本での展開はまずエンジンモデルからの発売となり、EV版は遅れて導入されるとのこと。モデルラインアップは、「C」「D」 「S ALL4」「MINI John Cooper Works Countryman」の4モデル。

モデルメーカー希望小売価格(税込)駆動方式
THE NEW MINI COUNTRYMAN C489万円前輪駆動
(7速DCT)
THE NEW MINI COUNTRYMAN D509万円
THE NEW MINI COUNTRYMAN S ALL4566万円4輪駆動
(7速DCT)
THE NEW MINI JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN ALL4667万円

パワーユニットは、Cには最高出力115kW/5000rpm、最大トルク230Nm/1500-4600rpmを発生する直列3気筒 1.5リッターガソリンエンジンを、Dには最高出力110kW/4000rpm、最大トルク360Nm/1500-2500rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターディーゼルエンジンを、S ALL4には最高出力150kW/5000rpm、最大トルク300Nm/1450-4500rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターガソリンエンジンを、MINI John Cooper Works Countrymanには最高出力233kW/5750rpm、最大トルク400Nm/2000-4500rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターガソリン・エンジンを搭載しています。

なお、JCWのみ変速機がスポーツ・オートマチック・トランスミッションという、おそらく変速ショックを少し犠牲にしてでもダイレクト性を向上させたATが用いられ、パドルシフトも装備されます(パドルシフトはCとDではオプションでも装備不可)。

デザイン・サイズ

ボディサイズは4445×1845×1660mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2690mm、MINI John Cooper Works Countrymanは、4445×1845×1645mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2690mmとなり、現行モデルに比べて全長は約130mm、全幅は15mm、全高約60mm大きくなっています。また、ホイールベースも20mm延長されています。

新型が発表される度にMINIという4文字から連想される小ささから離れていってしまいますが、家族持ちのぷくおとしてはより使いやすい大きさになったのは大歓迎。

デザインは既に発表されておりますが、クリーンなデザインとなっているのが新しさを感じさせます。

写真だとクロームが使われているように見えますが、実は新型カントリーマンではエクステリアやインテリアの素材からクローム・パーツやレザーを排除し、代わりに採用した新素材にはリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用するなど、より環境にやさしい素材を用いているのだそう。

なお、CとDはClassicとFavoured。S ALL4にはさらにJCWのトリムオプションが用意されています。ダッシュボード、ステアリングホイール、シート、ヘッドライナーがそれぞれの専用デザインで彩られいて、自分のスタイルに合った一台になりますね。

また、EV版発表の際に目を引いたデジタルテクノロジーももちろん搭載。

最新のMINIオペレーティング・システム9により、数々の独創的なデザインの中から好みに合ったMINIに仕上げていくことができるほか、「Hey MINI」と呼びかけて動作する音声アシスタントも搭載(ただしデジタル・アシスタントの「Spike」はオプションなんだとか…)。

ナビゲーションも大幅な進歩を遂げ、クラウドベースのナビゲーションは目的地を直感的に入力できるほか、リアルタイムの正確な交通データを用いて高速でダイナミックなルート計算を実行・予測と組み合わせるのだとか。輸入車というと一癖あるナビゲーションというイメージでしたが、今度のMINIは一味違うのかもしれません。

まとめ

結構気になる存在となったミニ・カントリーマン。上でも書いた通り、家族持ちでも使える大きさになったのが個人的に嬉しいところ。

現行のクロスオーバーが436万円〜647万円なので50万円ほど値上がりしていますが、サイズアップしましたし、デジタル関連も進歩しているので昨今の円安を考えたら頑張った値段にも思えてきます。

すでに予約注文受付がディーラーのほかオンラインストアでも開始されていて、納車は2024年第1四半期以降を予定しているとのこと。

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