JALは、2022年8月から適用する「燃油特別付加運賃」(通称「燃油サーチャージ」)の適用額改定を国土交通省に申請したとのこと。
JALでは、燃油特別付加運賃額を2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき見直していますが、2022年4月から5月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり138.52米ドルでした。これに同期間の為替平均1米ドル127.38円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額は17,644円となり、2022年8月から9月に発券される航空券に適用される燃油特別付加運賃は、条件表のZone L(17,000円基準)の金額に改定するそうです。
【国際線「燃油特別付加運賃」の概要】
適用期間:2022年8月1日(月)から9月30日(金)発券分まで
運賃額 :日本発旅程 (金額はお一人さま一区間片道あたり)
◆ 適用条件
1) 大人・小児ともに同額をご負担いただきます。座席を使用されない2歳未満の幼児は対象外です。
また、JALマイレージバンク国際線特典航空券ご利用のお客さまにも同額をご負担いただきます。
2) 航空券ご購入後に払戻しする場合、燃油特別付加運賃には取消手数料は適用されません。
ANAとの比較
先日同じく燃油サーチャージの価格改定をしたANAと比較してみると、韓国やベトナム、グアムといった近距離以外はJALの方が価格は控えめでした。
路線 | ANA | 路線 | JAL |
---|---|---|---|
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア | 49,000 | 北米・欧州・中東・オセアニア | 47,000 |
日本=ハワイ・インド・インドネシア | 31,100 | ハワイ・インド・インドネシア・スリランカ | 30,500 |
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 25,800 | タイ・シンガポール・マレーシア・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク) | 24,700 |
日本=ベトナム・グアム・フィリピン | 16,000 | ベトナム・グアム、フィリピン・パラオ・モンゴル・ロシア(イルクーツク) | 17,800 |
日本=東アジア(韓国を除く) | 15,100 | 東アジア(韓国・モンゴルを除く) | 11,400 |
日本=韓国・ロシア(ウラジオストク) | 5,600 | 韓国・極東ロシア | 5,900 |
どちらにしても片道でこれだけの燃油サーチャージがかかるとなると、個人旅行でANA/JALは選びにくいですね… 早く燃油サーチャージ適用外または安くなることを期待したいです。
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