後編
金森倉庫のレンガの積み方がイギリス積みとフランス積みの2種類あることや、そもそも何で金森という名前になったのか。また1階が和風で2階が洋風な建物はどういう意図なのか。などを丁寧に解説してくれながら、倉庫街を駆け抜けていきます。
天気にも恵まれ、遠くに駒ケ岳や松前半島方面まで見渡せました。
先ほどまでいた函館駅や金森倉庫くっきりと。
こちらは旧北海道庁函館支庁庁舎。
この時期の建物はパステルカラーが多用されていて可愛いです。
こちらは大正天皇や昭和天皇が行啓の際使用した部屋(お二人とも殿下の時に来られたそうです)。
開館当時、唯一の集会所であり音楽会や舞踏会が開かれたという大広間。床の光沢と天井の曲線が素敵ですね。
この大広間に面しているバルコニーからの眺望も気持ちがいいです。
続いて、先ほどの庁舎の下にある函館市旧イギリス領事館へ。
ラッキーピエロベイエリア本店情報
住所:函館市末広町23−18
営業時間:AM10:00~AM0:30(土のみAM1:30)
電話:0138-26-2099
※他に函館エリアに16店舗あります。詳しくはHPをご覧ください。
お店に入るとバラエティ豊かなお土産コーナーがあります。
ラッキーピエロはお店によって色んなテーマがあるそうですので、複数店舗を回るのも楽しそう。
先程超特大どんぶりを食べたぷくおは、悩んだ結果、人気No4のラッキーチーズバーガーを選択。
p.s.金森倉庫のうんちく
・レンガの積み方
レンガの積み方にはフランドル積み(ベルギーからフランス東北部の地域で、フランス積みと呼ばれることが多いそう)、イギリス積み、オランダ積み等があります。金森倉庫には、イギリス積み(金森の屋号がある棟)とフランス積み(BAYはこだてがある棟)が採用されています。
イギリス積みは壁を正面から見た時、一段が長手、一団が小口と一段ごとに積み重ねていく工法。
フランス積みは一段ごとに長手と小口を交互に並べていく方法。
田湯さんによると、イギリス積みの方が風化に強いそうで、確かに金森の屋号がある棟の方が痛みは少なかったです。
・そもそもなぜレンガ倉庫?
函館は東西を海に挟まれているため、風がよく抜ける地域だそうです。そのため、火事になると延焼しやすいことから、火から守るためにレンガ倉庫にしたそうです。
・金森倉庫の名前の由来
金森倉庫はてっきり金森さんという方が創業した会社のもの。とぷくおは思っていましたが、 渡邉熊四郎氏が開業した「金森洋物店」が起源。開業の時の商標の「森」と、律義でまっすぐという意味があり、商売に駆け引きは不要という意味のある曲尺(かねじゃく)(”金”にも掛けている)を組み合わせています。そこから、名前は「金森」。倉庫に書かれたトレードマークは森+曲尺。となっています。
・1階和風、2階洋風の建物
函館は坂の町。そして開港の町。というわけで、船から見える建物の上部は洋風で西洋人を歓迎し、1階は自分たちが慣れ親しんだ和風としたとのこと。
なお、今回巡ったルートはこちらになります。
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