9月に入って色々な製品が一気に登場していますが、テスラに続いて発表されたのがMINIのBEV仕様となったクーパーとカントリーマン(日本名:ミニ クロスオーバー)。
これまたリークされている途中の写真では微妙だと思っていましたが、完成したデザインを見ると新世代感が漂っていて、これはこれでかっこよく見えてきます。
フロントのデイタイムライトとリアの細かく分割されたライトが特徴的ですが、フロントは3種類、リアは詳細は不明なものの、気分に応じて挨拶やお別れの時のライトの発光グラフィックを選択できるようになっているのだそう。
クーパーのサイズはまだ記載がないものの、カントリーマンは現行モデルに比べて13cm長く、8cm高くなるとのことなので、全長4360mm、全高1640mm程度と、結構なボリューム感となりそうです(トヨタのカローラクロスが全長4490mm、全高1620mmなので、概ね同等とでしょうか)。
外見から新しさを感じる新型ミニですが、インテリアはさらに新しくなっています。
↑システムが起動した時のアニメーション。これはCGっぽいですが、有機ELなら現車でもこのぐらいのコントラストが出せそう。また、このモデルではHUDが搭載されていることが分かります。
ミニといえば円形のセンターメーターが特徴的でしたが、新型モデルは直径240mmの有機ELを使った円形ディスプレイに、最新のMINIオペレーティング システム9が搭載されていて、速度計といった計器のみならず、ナビゲーション、インフォテイメント、アシスタント、CarPlayやAndroid Autoも表示可能。
ディスプレイのメーター表示にはクラシックやモダンなどさまざまなフェイスが用意されていて、好みのものがきっとありそう。
さらに、パーソナルアシスタントは「Hey MINI」というキーワードかステアリング上のトークボタンを押すことで起動できますが、MINIを様式化したものとデジタルMINIアシスタント「SPIKE」を選択できるんだとか。
そのディスプレイを中心に構成されたインテリアはミニマムだけどスタイリッシュな空間となっていて、このダッシュボード内にはLEDが埋め込まれており夜のドライブを演出してくれます。
新型ミニはエッセンシャル、クラシック、フェイバリット、JCW スタイルの 4 つのトリムから選択でき、これらの各オプションにはコックピットからステアリングホイール、装飾類、ヘッドライナーまであらゆるものが特別なデザインとなっているのだそう。
また、ミニといえばゴーカートフィーリングの操縦感覚が特徴ですが、新型ミニではステアリングが再設計され、わずかに径の小さいステアリングとなり、より強烈でクラシックでありつつモダンなゴーカートのフィーリングを提供していると謳われています。
また、ステアリングは一見3本スポークに見えて6時の位置のスポークはスポークの代わりにスタイリッシュなファブリックバンドが配されていてオシャレなあたりはさすがミニ。
思っていたよりも魅力的な新型EVミニは、まだ発売時期と価格、さらに詳細のサイズが不明となっております。現在公開されているスペックは次のとおりで、クーパーでは最大90kW DC入力。カントリーマンでは最大130kW DC入力が可能。
MINI クーパー SE | MINI カントリーマン E | MINI カントリーマン SE ALL4 | |
パフォーマンス | 160kW 330Nm | 150kW 250Nm | 230kW 494Nm |
0-100km/h | 6.7秒 | 8.6秒 | 5.6秒 |
最高速度 | 170km/h | 170km/h | 180km/h |
航続距離(WLTP) | 377km-402km | 462km | 433km |
充電時間 | 95kW DC充電器で10→80%充電:30分 11kW AC充電器で0→100%:5.25時間 | 130kW DC充電器で10→80%充電:29分 11kW AC充電器で0→100%:6.5時間 | 130kW DC充電器で10→80%充電:30分 22kW AC充電器で0→100%:3時間45分 |
トランク容量 | ー | 405 – 1,275L | |
価格(ヨーロッパ価格で消費税19%込みの値段) | €36,900 | ー | ー |
日本での価格を含めた正式発表が待ち遠しいところ。ちなみに本国ドイツではミニ クラブマンが36,200ユーロからとなっているので、為替次第ではありますが、今回発表されたクーパーも400万円ぐらいからになるかもですね。
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