テスラの新型モデル3。今年春頃からさまざまなリークが飛び交い、昨日はついにこれが本物!という写真もリークしたりしていましたが、ついにテスラから正式発表されました。
エクステリア
新型モデル3の外見は↑の通りで、一見すると従来モデルと同じように見えてしまいますが、ヘッドライトがより幅広でシャープになっています(Aピラーから後ろは従来モデル同様に見えます)。
こちらがヘッドライトのアップ。デイタイムライトがより長くシャープになったほか、ボンネット上のプレスラインもボンネット前端までシャープに描かれています。
リア周りはこちら。こちらも従来モデルに似ていますが、リアランプが「コ」の字状になったほか、リアディフューザーがより大きくなっています。
というわけで、ホームページで紹介されているボディ構造の写真がこちら。なのですが、細かいところは違うものの大まかな構造は似ているように見えますね。
一見すると前後バンパーをアップデートしたマイナーチェンジに見えますが、従来モデルでも外見は変わらないまま中身がどんどんしていたように、今回も今まで以上に生産効率の向上が果たされているはず…
さて、そんな外見はあまり変わり映えしない新型モデル3ですが、インテリアはかなりアップデートされています。
インテリア
こちらが新型のインテリア。シンプルな室内に大型ディスプレイが鎮座する。という基本コンセプトは変わらないものの、左右ドア間をつなぐアンビエントライトが未来的。またメインディスプレイ下には同時に2台のスマートフォンを充電できるワイヤレス充電器が備わっています。
素材もより洗練されたプレミアムマテリアルが利用されているほか、前席はベンチレーテッドシートとなっているので暑い時期も快適に過ごせそう。
最大で17スピーカーと2個のサブウーファー、デュアルアンプによる優れたサウンドが搭載されたモデルもあるほか、後部座席からはセンターコンソール後端にある8インチタッチスクリーンから空調、エンターテイメントにアクセスすることも可能。
ガラスはアコースティックガラスが使われているということで、ガラスとガラスの間に遮音性の高いフィルムが挟まれていて静かなキャビン空間となっているほか、UVカットも備わっている模様。
ペットを飼っている身には有難い、車内温度を快適に保ったままにできる「ペットモード」や車両周囲を監視し異常が発生した際には携帯電話に通知が入る「セントリーモード」が備わるほか、車内の温度を維持し、一晩中エンターテイメントが楽しめる「キャンプモード」も楽しめます。
グレード
新型モデル3にはRWDモデル(後輪駆動)とロングレンジAWDモデル(4輪駆動)の2種類が用意されていて、それぞれのスペックは次のとおりとなっています。
RWD | ロングレンジAWD | |
航続距離(WLTP) | 513km | 629km |
0-100加速 | 6.1秒 | 4.4秒 |
価格 | 5,613,000円 | 6,519,000円 |
ボディカラーは無料のパールホワイトのほか、126,000円でソリッドブラック、ディープブルーメタリックが。189,000円で新色のステルスグレーとウルトラレッドが選択可能。
ホイールは18インチが標準で、188,000円で19インチのノバホイールが選択可能となります。
インテリアはブラックが標準で、ブラック/ホワイトは126,000円で選択可能となります。
その他、オートレーンチェンジ、オートパーキング、サモン、エンハンストサモン、ナビゲートオンオートパイロットが可能となる「エンハンスト オートパイロット」が436,000円。
エンハンスト オートパイロットに加えて、信号機/一時停止標識コントロールと市街地でのオートステアリングが可能となる「フルセルフドライビング ケイパビリティ」が871,000円となっています。
が、日本の法規制の中どこまでの機能が使えるのかは現時点では不明。
注文はすでに可能となっていて、現時点では2023年12月から2024年3月の間に納車予定とのこと。
感想
フルモデルチェンジで従来モデルよりも100万円近く製造コストを下げることが可能になったと噂されていた新型モデル3ですが、発表された価格は、RWDモデルで従来より約24万円の価格増となっています。
今後ますますライバルが増えることが想像できますので、それらに伴う販売動向低下の際は値下げなどを弾力的に行うことも想像できますし、新型モデルとなると製造上の不具合もあるでしょうから(テスラは今までの自動車会社のものより多めに思える)、購入時期はもう少し見極めても良さそうですね。
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