予定通りメルセデス・ベンツ日本から新型Eクラスが発表されました。デザインや機能は先に発表されていたヨーロッパモデルに準じ、E450やAMG E53では直列6気筒エンジンが搭載されたのも羨ましところ。
今回のマイナーチェンジでは外装デザイン変更のほか、CMでも紹介されている「Hi, Mercedes」によるAI機能との音声操作「MBUX」の搭載、ステアリングの機能強化やディスプレイのタッチパネル化、ジェスチャーコントロールなどが盛り込まれ、順当に価格も上昇しています(笑)
そんな中、ぷくおが注目したのは日本で販売される乗用車で初となるAR(拡張現実)ナビゲーションの採用。
通常、カーナビでは地図データの上に進むべき道がハイライトで表示されますが、ARナビゲーションを使用するとカメラで捉えた車両前面の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その映像の中にCGで曲がるべき場所などが表示され、より迷いにくくなっています。
この機能自体はヨーロッパなどではMBUXを既に搭載しているAクラスなどで利用可能だったのですが、いよいよ日本でも利用可能になった。というもの。
実際にどこまで便利かはさておき、なぜこれに注目したかというと、次期SクラスではこのARナビゲーションが大幅進化を遂げるから。
次期SクラスのARナビゲーション機能つきHUD
多くの車で視線を下げることなく様々な情報が確認できるHUD(ヘッドアップディスプレイ)の搭載が進んでいますが、先日発表された次期Sクラスでは表示エリアや機能が大幅に強化されました。
https://www.youtube.com/watch?v=rDcZG06e6dk
詳しくは動画を見ていただければと思いますが、まるでミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコルで出たBMW i8のように、視界にナビゲーションやADAS(先進運転支援システム)の機能が表示されます。
こういった機能も日本だと使えないんだろうなと思っていたのですが、今回新型EクラスにARナビが搭載されたことで次期Sクラスでは日本でも使えるようになる可能性が大きくなりました。
また、Cクラス開発車両のスパイフォトではSクラスを思わせる窪み(HUD用の機器が埋め込まれている)がメーターパネルの奥に広がっています。
ベンツのナビゲーションが使い物にならないというのは有名ですが、それさえ克服できていれば今後登場するメルセデスベンツの車はガジェット的に面白そうですね。
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