一昔前まで焚き火台といったらスノーピークの焚火台かユニフレームのファイアグリルのどちらか。だなんていう印象を持っていましたが、昨今は様々なメーカーから特色のある焚き火台が出ていて選ぶ楽しみが増えています。
そんな中、DODから狂気を感じさせる焚き火台「めちゃもえファイヤー」が登場しました！
めちゃもえファイヤー
めちゃもえファイヤーの特色として挙げられるのが二次燃焼の炎を楽しむことができる焚き火台なのに、市販サイズの40cmの薪がぴったり入るほどの大きさを持つサイズ設計であるところ。
これだけ大きなサイズの焚き火台で二次燃焼を行うというのが面白さを感じさせるのですが、そもそも二次燃焼とはどんなものかというのがこちらのイラスト。
一般的な焚き火台は薪が燃える一次燃焼の炎を楽しみます。ところがこの一次燃焼では可燃性ガスが燃焼しきらずに放出されています。それを燃やすため、めちゃもえファイヤーでは焚き火台が深く、火床の脇にある隙間に空気が通り抜けられる特殊な構造を採用。
本体の間の隙間にある空気は火床の熱で暖められ、上部で一次燃焼後に残った可燃性ガスと混合して二次燃焼が始まります。
ここまでの説明だと、燃焼効率の良い新たな焚き火台が誕生したんだな。ぐらいにしか思わなかったのですが、驚いたのが使用しているイメージ写真。
それがこちらなのですが、タープ近くに設置して大丈夫なの！？と思ってしまうほどの火柱が上がっています。
ぷくおはこうした二次燃焼システムの焚き火台を所有したことはなく、かつ薪から立ち上がる炎を見るのが好きだったのですが、一般的な薪をそのまま一本くべることができる使い勝手のよさと、少しの薪で豪華な炎を楽しめるというのも面白いと思えるようになってきました。
使用イメージではシェルターテントの中で使っているものもありましたが、コットン素材でないとテントが溶けてしまいそうです。
そういったリスクを考えると上部には何もない空間で楽しむしかなく、雨天キャンプになったら使用することも無さそうですが、Amazonで約17,000円という他の二次燃焼ストーブと比較して求めやすい値段と、今までと違った焚き火が楽しめることから買ってみるのも面白いかも。と思えてきました。
製品特徴・スペック
二次燃焼システムの焚き火台は、新鮮な空気が常に供給されるよう灰が下に落ちるようになっています。めちゃもえファイヤーでは、トレイ上の灰受けがあるため、引き出して灰を捨てられるようになっています。
スペック
- カラー：シルバー
- 希望小売価格：オープンプライス
- サイズ：
焚き火台：（約）W43×D14×H24cm※取っ手を含まず
テーブル：（約）W45×D16.5×H13cm - 収納サイズ：（約）W45×D19×H25cm
- 重量：約7.7kg
- 適合荷重：テーブル対荷重10kg
- 材質：
本体：ステンレススチール
テーブル：スチール（高耐熱塗装）
キャリーバッグ：600Dポリエステル - 付属品：テーブル、キャリーバッグ
DOD(ディーオーディー) めちゃもえファイヤー 2次燃焼 の見える 焚き火台 耐熱テーブル 収納袋 標準付属 Q3...
アメリカ生まれのソロストーブ
なお、二次燃焼システムのストーブとして有名なのがアメリカ生まれのsolo stove（ソロストーブ）です。
こちらは携行性に優れた重量約255g、直径約10.8cmのソロストーブ ライトから、重量約20kg、直径約76.2cmのファイヤーピット「ユーコン」まで多種サイズが揃っているのが特徴。
ですが、構造上コンパクトに収納することができないため、キャンプに持っていくとなるとどうしても調理メインのソロストーブの3種から選ばざるを得ません。
なので炎を楽しむというよりは、自然に落ちている木などを使って調理をしたい方や、自宅の庭で豪勢な炎を楽しみたいという方向けですね。
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