ANAが今秋に国内線運賃を大幅にリニューアルすることが発表されました。
改正点は次の3つ。
① シンプルでわかりやすい運賃ラインナップへリニューアル
② 予約・販売期間をご搭乗日の355日前へ拡大
③ 特典航空券のご予約期間を拡大
①運賃について
現在のANAの運賃は主に
1.普通運賃:「片道」「往復」
2.特割:「特割3」「特割1」
3.旅割:「旅割75」「旅割55」「旅割45」「旅割28」「旅割21」
の3つに分かれています(他にはビジネス、身体障害者割引等もあります)。
このうち、特割と旅割については予約時期と空席予測により次のように値段が変動しています。
2018年10月28日(日)ご搭乗分より、「ANA FLEX」「ANA VALUE」「ANA SUPER VALUE」の3つのラインナップに分けられます。
・「ANA FLEX」
従来の「片道運賃」「往復運賃」にあたりますが、「特割」や「旅割」などでお馴染みの空席連動型運賃が導入され、空席状況に応じて運賃額A、B、C、Dの4種類の金額内で変動します。
急な日程変更の際にも予約変更ができる、従来の片道運賃・往復運賃のメリットに加え、混雑期のご搭乗であっても、早めの予約によりご搭乗間際よりもおトクにご利用いただくことができるとのこと。
・「ANA VALUE」「ANA SUPER VALUE」
従来の「特割」「旅割」が新しい名称になります。
また、従来はそれぞれの割引運賃の中で、空席予測数により2段階に分かれていた運賃が、以下のように2~4種類の金額に細分化されました。
その他、予約変更可否や取消手数料等については下表をご覧ください。
運賃 名称 | ANA FLEX | ANA VALUE | ANA SUPER VALUE |
予約 変更 | 可 | 不可 | 不可 |
販売 開始 | 搭乗355日前の9時30分から | 運航ダイヤ期間 一斉発売 ※1 | 運航ダイヤ期間 一斉発売 ※1 |
予約 期限 | ご搭乗日当日まで | ご搭乗日の 前日または3日前まで | ご搭乗日の 21/28/45/55/75日前まで |
支払 期限 | 予約日を含めて3日以内 | 予約日を含めて3日以内 | 予約日を含めて2日以内 |
取消 手数料 | なし | 運賃額の5%相当額 | 運賃額の30%~60%相当額 |
払戻 手数料 | 430円/1区間 | 430円/1区間 | 430円/1区間 |
※1 販売開始日については、夏ダイヤは1月下旬ごろ、冬ダイヤは8月下旬ごろ。またプレミアムメンバーの方へ先行予約を実施。 ※2 上記運賃以外の、プレミアム運賃、ビジネスきっぷなどの各種運賃については、現行と同じ適用条件にてご利用いただけます。 |
② 予約・販売期間をご搭乗日の355日前へ拡大
現在、ANA国内線の早期予約は以下のように年2回の一斉発売でした。
毎年1月下旬頃 | 夏ダイヤ(4~9月分)のチケット販売開始 |
毎年8月下旬頃 | 冬ダイヤ(10~3月分)のチケット販売開始 |
これが今秋からはANA FLEX運賃のみ「355日前の9時30分から販売開始」に拡大されます。
GWや夏休み、年末年始の時期に休めることが確定していて、かつ高くてもいいから搭乗したいという方は先に抑えやすくなりますね。
③ 特典航空券のご予約期間を拡大
2018年10月28日(日)搭乗分より、特典航空券のご予約期間を運航ダイヤ期間一斉予約へ拡大し、ご搭乗日前日まで新規予約やご予約の変更が可能となります。
2018年 10月27日まで | 2018年 10月28日以降 | |
予約開始 | 搭乗日2か月前の9時30分 | ダイヤ期間一斉販売 |
予約・変更期限 | 搭乗日4日前まで | 搭乗日前日まで |
搭乗日当日、空港での 前便への変更 | 可 | 不可 |
航空券有効期間 | 90日 | 1年間 |
赤字で記したように、今まで2ヵ月前からしか予約できなかったのが、FLEX VALUと同じように最大9か月先まで予約できるようになりました(タイミングにより、メリットにもデメリットにもなりそう)。
また、予約変更期限が今までの搭乗日4日前まえから搭乗日前日まで緩和され、代わりに当日の前便への変更が不可となっています。
この当日の前便への変更については、JALが昨年11月に今回同様不可としましたが、2018年2月8日から復活しています。
ANAも同様の道を辿るのか見守りたいと思います。
アリタリア航空との提携について(噂)
2018年3月22日付の日本経済新聞によると、ANAとイタリアの航空会社・アリタリア航空が2018年10月下旬に始まる冬ダイヤから提携し、
成田~ローマ
成田~ミラノ
の2路線でコードシェアをするとの報道がされています。
コードシェアが実施されると日本国内地方空港~成田空港~イタリアといった旅程でもANAのマイルを使用して特典航空券が使えるというメリットが生まれますね。
さらに、日経によると今後2~3年以内に自前で首都圏とイタリアを結ぶ路線の新規就航を目指しているとのことです。
今冬のコードシェアを皮切りに、今後はイタリア国内への路線展開を行うのかもしれません。
来春には超大型機A380のハワイ就航も行うANAの展開に今後も目が離せないぷくおでした。
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