IKEAの超軽量フライパンを買い替えたら、新たな鉄フライパンが欲しくなってきた
IKEAで販売されている、TAGGHAJ(タッグハイ)という24cmのフライパンが妻のお気に入り。
なんといっても420g(実測値)という24cmフライパンとしては圧倒的な軽さが魅力的なのですが、軽量で犠牲になったと思われるのが耐久性。
こびりつき防止加工は施されているものの、だいたい1年弱でコーティングの効果が落ち、食材がこびりついてしまうようになっては買い替えというのが、ここ数年のパターンです。
テフロン加工のフライパンの宿命ではあるのですが、いくら799円で販売されている安いフライパンとはいえ毎年のように買い替えるのはサステナビリティという面からちょっと気が引けます。
我が家には、ドイツ製のタークフライパン(24cmと30cm)のほか、リバーライトという窒化鉄窒化加工済みのフライパン(26cm)、合わせて3つの鉄製フライパンがあるのですが、タークは重すぎるという理由から。リバーライトは基本的に洗う際に洗剤を使わないということと、おそらくフライパンのフチが高くて使いにくいという理由で、妻が使うことはまずありません。

色々と調べた結果、やはり非力な妻が日常で使う道具ということで、タッグハイの後継となるフライパンは、①軽量であること ②なるべくコーティングが強いこと という優先順位で探しました。
サーモス デュラブルシリーズ

本当にいろんなフライパンを探したのですが、最終的に購入したのはサーモスのデュラブルシリーズというフライパンの24cmモデル。
こちらはガス火専用で軽量化を図ったモデルとなっていて、Amazon商品欄によると本体重量は(約)500g。
タッグハイに比べれば80gも重くなってしまいますが、3層のコーティングが施されているのでこれまでよりもより長い間使える可能性が高いことを考えると許容範囲かなという判断でした。

実際に商品が届き、妻に使ってもらいましたが、やはり軽量ということで結構良い反応。

最重要視していた重量ですが、実測で473gとカタログよりも30g近く軽いのには驚き。これならタッグハイの代役を十分務めてくれそうです。
値段は2,000円を切る1,973円と、タッグハイに比べて約2.5倍になったので、ぜひ3年ぐらいはコーティングが持ってほしいものですね。こちらは追ってまたご報告してみたいと思います。
物欲がふつふつと湧いてくる
さて、先ほども書いた通り、妻が鉄フライパンに対して持っているであろうメリットとデメリットは次の通り。
メリット
- 長持ちする
- 鉄分が摂れそう
デメリット
- 重い
- 扱いに手間がかかる
- しっかりと余熱が必要
- 油もテフロンフライパンに比べて多く必要
- 上記2つを守らないとほぼ必ず。守っていても食材によってはこびりつきが発生する
- 熱いうちに洗わないといけない
- 洗う時に食器用洗剤が使えない
- 洗った後、放置していると錆びる。なので火で水気を飛ばす必要がある
- 高い(まあ鉄フライパンは自分が買うのでここはあまりデメリットと思っていないのでしょうが(笑))
確かに、メリットデメリットを列記するだけで、日常の道具として扱う妻からすると使いたくないのは分かりますね。
そんな中、今回のフライパン探しで見つけたのが「岩鉄鉄器」さんが製造する高品質鋳鉄フライパン「ダクタイルパン」。
ダクタイルパン

ダクタイルパンとは、岩手製鉄の技術により薄く・軽く作られた鋳鉄製のフライパンに、窒化加工と酸化加工を施すことで、鉄器自体がこれ以上「錆びない」状態に仕上げられた鉄器。
フライパンの他にも中華鍋やポット、ダッチオーブンなどがありますが、フライパンとしては次の商品がラインナップされています。
| 商品名 | ダクタイルパン 18 | ダクタイルパン 22 | ダクタイルパン 26 | ダクタイルパン 28 | ダクタイルディープパン 24 |
|---|---|---|---|---|---|
| 価格 | 9,680円 | 15,730円 | 18,150円 | 22,000円 | 18,150円 |
| カラー | 黒 | ||||
| 上端直径 | 18cm | 22cm | 26cm | 28cm | 24cm |
| 底面直径 | 14cm | 16cm | 20cm | 22cm | 18cm |
| 深さ | 4cm | 5cm | 5cm | 4.5cm | 7cm |
| 長さ(取手含) | 32cm | 39cm | 46cm | 46cm | 44cm |
| 重さ | 約580g* | 約770g* | 約1.1kg* | 約1.35kg* | 約1.2kg* |
| 満水容量 | 0.8L | 1.5L | 2.0L | 2.5L | 2.5L |
| 耐熱温度 | 300℃ | ||||
| 素材 | 鋳鉄 | ||||
| 加工 | 窒化酸化(錆止め効果含む) ※PFAS等は一切不使用です。 | ||||
| 生産国 | 日本 | ||||
| 対応熱源 | ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター等 | ||||
*重量には多少ばらつきがございます

今回購入を希望した24cmサイズは深型のものしかありませんが、使っていたタッグハイの底面直径は約16cmでしたので、ダクタイルパン22が似たようなサイズだと言えます。
そこでダクタイルパン22の重さをみてみると、約770gとかなり軽量であることが判明!
というか、サーモスやT-falのフライパンを見てみると、コーティングがしっかりしたシリーズのものは同等以上の重さのものもあります(サーモスの「プラズマ超硬質コートフライパン 24cm」は700g、T-falの「エクスペリエンス+フライパン22cm」は970g)。
となると、鉄フライパンデメリットの「1. 重い」はかなり健闘できる状態になったといえます。
続いて「2. 扱いに手間がかかる」ですが、ダクタイルパンは
- 洗剤や食洗機にも対応
- 洗い終えた後はそのまま自然乾燥でもOK
- 表面の凸凹に油がよく馴染み、少ない油でも焦げ付かない
という特徴があるので、残るは「余熱」と「油」だけ。これぐらいならそこまで気にならないのでは?とも思えます(妻は油を使わないでフライパンを使うことはなさそう)。

また、ハンドルまで鉄でできているため、調理中に熱くなるのでは?と思ってしまいますが、ハンドルの付け根がV字になって空間を設けることで熱が伝わりにくく、長時間の調理でなければ素手で持てるのだとか(持ち手の長いタークは、これまでミトンなどを使ったことはないので、なんとなくですがダクタイルパンも素手で持てそう)。

個人的にはタークのフライパンのように、鍛造でできた鉄フライパンに心惹かれていましたが、このダクタイルパンは鋳物でありながら薄く、精密に作られているということでかなり欲しくなってきたのでした。
冒頭に書いた通り、我が家にある鉄フライパンは24cm(ターク)、26cm(リバーライト)、30cm(ターク)。24cmのタークは底面直径が約17cmであるため、ダクタイルパン22cmとかなりサイズ感は近いものの、健康診断の検査結果で鉄分を気にしている妻なら軽量であれば案外使うかもしれないなと思ってきました。
ならば試しにダクタイルパンを買ってみよう!と思ったところで、「DAICHI」という製品が出ていることに気づいたのです。
DAICHIとは?
岩鉄鉄器さんから2025年8月に発表されたのが新ブランド「DAICHI」。
こちらは、ダクタイルパンの特徴はそのままに、「完全無塗装」というアプローチを取った製品。
実は、ダクタイルパンはテフロンなどのコーティングは施していないものの、商品使いはじめまでの錆止め防止のため、人体に無害という食品衛生法に適合したシリコーン樹脂による黒い塗装で仕上げられているとのこと。
この塗装によって、「美しく均一な見た目」や「初心者でも”今日から”扱いやすい」というメリットがあるのですが、「妊婦や赤ちゃんのために完全無塗装の安心な製品が欲しい」というお客からの声に応えた結果生まれたのがDAICHIなのだそう。

黒い塗装が施されていないため、検査基準を満たさない鋳肌は即不良品。また研磨工程はダクタイルパンの倍以上。歩止まりは半分以下という厳しい条件で生み出されたため、価格差は2倍以上になってしまいました(22cmモデルで、ダクタイルパン:15,730円 DAICHI:32,000円)。
・18cm:29,000円
・22cm:32,000円
・26cm:35,000円
・28cm:38,000円
・24cmディープパン:35,000円

もちろん、通常のダクタイルパンでも、使い込んでいくうちにシリコーン樹脂塗装は剥がれて、同じ窒化加工・酸化加工された鉄器になるそうなのですが、DAICHIは塗装されていないために「油が驚くほど馴染む」とか「香ばしい焼き目がつく」という違いがあるのだそう。
若干、本当?という気もしなくもないですが、剥き出しの鉄を育てていくという過程と、厳しい検査・工程を経て生み出された製品という点で、せっかくならDAICHIを買ってみたくなっいなという気になっている今日この頃です。























