新しいiPad mini(A20 Pro)が発表。薄さとOLEDもいいけど、いちばん気になるのは外部ディスプレイ
iPad miniに新しいモデルが発表されました。
正式な名前は「iPad mini(A20 Pro)」ですが、一般的に「iPad mini 8」と呼ばれているモデルになります。
予約は10月29日の午前2時10分から、発売は11月6日です。
現在、1つ前のiPad mini7を使っているところですが、手元のiPad miniでも十分薄いと思っていたのに、今回はさらに薄くなり、画面はOLEDに。ほかにも防水、チップ、画面のガラスの選択肢と変更点がかなり多いのですが、いちばん気になったのは外部ディスプレイ対応でした。
出典: Apple iPad mini
さらに薄く軽く、画面はOLEDに
前世代に比べ、厚さは6.3mmから5.4mmへ、重さはWi-Fiモデルで293gから255gになりました。0.9mmと38gの差なので数字だけ見ると小さいのですが、もともと持ち歩き用の端末なので、この38gはけっこう大きいですね。
画面は8.5インチのOLED(有機EL。液晶と違って画素そのものが光るので、黒がしっかり黒くなる方式)になり、サイズもこれまでの8.3インチから少しだけ大きくなっています。明るさは普段の表示で最大600ニト、HDRの映像ではピーク1,200ニトまで出るそうです。
暗いシーンの多い映画や写真を見るときには、暗部の表現が良くなるのはうれしいところです。
とはいえ、気になるのが焼き付きです。タブレットはスマホ以上に同じ画面を長時間表示しがちなので、OLEDだと焼き付きが出てこないかは正直少し心配。
旧モデルとの違い
ひとつ前のモデル「iPad mini(A17 Pro)」と、公式の仕様を並べるとこうなります。
| 項目 | iPad mini(A17 Pro) | iPad mini(A20 Pro) |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 8.3インチ Liquid Retina | 8.5インチ OLED |
| 明るさ | 500ニト | 600ニト(HDRピーク1,200ニト) |
| 厚さ | 6.3mm | 5.4mm |
| 重さ(Wi-Fi/Cellular) | 293g/297g | 255g/263g |
| チップ | A17 Pro | A20 Pro |
| 防沫・耐水・防塵 | 非対応 | IP67 |
| 無線 | Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3 | Wi-Fi 7/Bluetooth 6 |
| バッテリー | 19.3Wh・最大10時間 | 18.9Wh・最大10時間 |
| Apple Pencil | Pro/USB-C | Pro/USB-C |
| 外部ディスプレイ | 1台・最大4K 60Hz | 1台・最大4K 60Hz |
| Nano-textureガラス | なし | 256GB・512GBで選択可 |
※Apple公式(日本)の仕様ページより(2026年10月27日時点)。バッテリー時間はWi-FiでのWeb閲覧・ビデオ再生の場合
薄く軽くなったのにバッテリーの公称時間は変わらず、そのうえ画面は少し大きくなっています。数字で並べてみると、地味にうれしい更新ですね。
防水はIP67、スピーカーも変わった
IP67の防沫・耐水・防塵に対応していて、最大水深1mで最大30分という基準です。ただし公式ページには、この性能は永続的に維持されるものではないこと、濡れているときは充電しないこと、液体による損傷は保証の対象外であることも書かれているので、水に強くなった程度に受け止めておくのが良さそうですが、お風呂場での読書・映画タイムに良さそう。
出典: Apple iPad mini
スピーカーは「Acoustic Displayを採用したステレオオーディオ」となっています。
これは、SONYの一部テレビのように画面を震えさせることで音を出す仕組み。
iPad miniでは、ペアのウーファーがディスプレイのガラスを介して連動し、一段と力強い低音と大音量を再生。トゥイーターはガラスとアルミニウム製筐体の間に収まり、よりクリアな高音を出力可能になったとのことです。
チップとNano-texture
チップはA17 ProからA20 Proへ。Appleの社内テストでは、前のモデルと比べてCPUが最大1.6倍、GPUが最大2.7倍速いとしています。順当な進化ですね。
画面のガラスは、256GBと512GBのモデルだけNano-textureガラス(光の映り込みを抑える、表面に細かな加工をしたガラス)を選べます。価格は17,000円アップで、128GBでは選べません。
出典: Apple iPad mini
自分は映り込みが気になるので、iPhoneにも同様のフィルムを貼っているため、iPadでもNano-textureガラスを選ぼうと思っていました。
ところが、もともと設定されたMacBook Proと違い、手で触るiPadだと汚れが落ちないなんてレビューもあるので、このあたりは自身の使用環境をよく考えて選ぶのが良さそうですね。
カラーはミッドナイトとスターライトの2色で、新色は設定されませんでした。
出典: Apple iPad mini
いちばん気になるのは外部ディスプレイ
これまでの内容でも、買い替えたくなるには十分のリニューアルでしたが、個人的な目玉は実はここから。
なんと、新しいiPad miniとiPadOS 27.2の組み合わせで、外部ディスプレイを拡張して使えるようになりました!!
これまでのiPad miniはMチップではないので対応していなかった、という機能です(一部iPad Proを除く)。
外部ディスプレイにしっかりつなげられることで使い方やiPadのモデル選びがかなり変わります。
外ではタブレット単体か、モバイルキーボードを合わせて使い、家では外付けディスプレイにつないで作業する、という使い分けがようやくiPad miniでもできるように。
PCが高い昨今ですし、自分は重い処理をすることもなくなってきたので、(OSの制約もあって多少不変はあったとしても)それならiPad miniにまとめてしまうのもアリかなと思ってきたところ。
価格と、iPhone Duoとの比較で迷う
価格(税込)は次のとおりです。
| 容量 | Wi-Fi | Wi-Fi + Cellular | Nano-texture |
|---|---|---|---|
| 128GB | 119,800円 | 144,800円 | 選択不可 |
| 256GB | 136,800円 | 161,800円 | +17,000円 |
| 512GB | 171,800円 | 196,800円 | +17,000円 |
※Apple公式(日本)オンラインストアの価格(2026年10月27日時点)。Wi-Fi・Wi-Fi + Cellularは標準ガラスの価格
256GBのWi-Fi + Cellularで161,800円、Nano-textureにすると178,800円です。2024年秋のApple Storeの掲載価格では、旧モデルの同じ256GB Wi-Fi + Cellularが120,800円だったので、41,000円上がった計算になります。
アメリカ本国での価格も上がっている上に円安の影響もあって、性能が上がっているとはいえ、なかなかのお値段だなと感じてしまいます。
そこで迷うのが、iPhoneのPro MaxとiPad miniの2台持ちにするか、折りたたみのiPhone Duo 1台にするかです。256GB同士で合計を並べるとこうなります。
| 組み合わせ(256GB) | 合計(税込) |
|---|---|
| iPhone 18 Pro Max+iPad mini Wi-Fi + Cellular | 401,600円 |
| iPhone 18 Pro Max+iPad mini Wi-Fi | 376,600円 |
| iPhone Duo | 364,800円 |
※iPhone 18 Pro Max 256GB=239,800円、iPhone Duo 256GB=364,800円(Apple公式・2026年10月27日時点)
容量をそろえると、2台持ちのほうがCellularで36,800円、Wi-Fiでも11,800円高くなります。ただし、Duoを512GB(399,800円)にすると今度はWi-Fi版の2台持ちのほうが安くなるので、どの構成を選ぶかで順番は入れ替わります。
ならば話題性もあるDuo!と言いたいところですが、残念ながらDuoで動いているのはiOSで、iPadOSのようなマルチウィンドウは不可。
DuoでiPadOSと同じことができるなら一本化で決着なのですが、この機能差を考えると迷います。。。
また、自分であれば小型+拡張ディスプレイ対応+OLEDのiPad miniか、いっそiPad Pro 13インチを選ぶところですが、値段で1万円程度しか変わらないiPad Airと迷う方も多そうですね。
ちなみに、これまで無印iPad、iPad Air(M2)、iPad miniを使っている自分としては、iPad miniで何らかの制作(画像や音楽だけでなく文書などでも)を行うのは正直画面が小さくてしんどいと思いました。
なので、一台でなんらかの制作を行いたいと言う方はiPad AirやProにされるのが良いと思います。
主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | iPad mini(A20 Pro) |
| 予約・発売日 | 予約:2026年10月29日 午前2時10分から/発売:11月6日 |
| 価格(税込) | Wi-Fi:119,800円〜/Wi-Fi + Cellular:144,800円〜(Nano-texture +17,000円) |
| カラー | ミッドナイト/スターライト |
| 容量 | 128GB/256GB/512GB |
| ディスプレイ | 8.5インチ Super Retina XDR(OLED)、2,316×1,512、326ppi |
| チップ | A20 Pro(128GB・256GBは5コアCPU、512GBは6コアCPU/7コアGPU) |
| サイズ | 195.3×132.6×5.4mm |
| 重量 | Wi-Fi:255g/Wi-Fi + Cellular:263g |
| 防沫・耐水・防塵 | IP67(最大水深1mで最大30分) |
| ポート・外部ディスプレイ | USB-C(USB 3・DisplayPort)、外部ディスプレイ1台で最大4K 60Hz |
| カメラ | 背面12MP広角/前面12MPセンターフレーム(横向き) |
| 通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Cellularモデルは5G(eSIMのみ) |
| バッテリー | 18.9Wh、Wi-Fiで最大10時間 |
| Apple Pencil | Apple Pencil Pro/Apple Pencil(USB-C) |
| 認証 | Touch ID(トップボタン) |
※価格・仕様は2026年10月27日時点のApple公式(日本)表記















